年間スケジュール(2023年)
国立映画アーカイブ
2023年度上映・展示・教育普及企画スケジュール
*企画の名称、日程、内容等は変更されることがあります。
*各企画の詳細は確定次第、順次公開いたします。
*ご来館の前にこちらをお読みください。
*長瀬記念ホール OZUの改修工事のため、「没後10年 映画監督 大島渚」「EUフィルムデーズ2023」は小ホールでの上映となります。(5/9更新)
↓スケジュール一覧(PDF)
長瀬記念ホール OZU
逝ける映画人を偲んで 2021-2022
In Memory of Film Figures We Lost in 2021-2022
長瀬記念ホール OZUの改修工事の影響により会期が変更になりました。
第1期 2023年7月4日[火]-9月3日[日]
第2期 2023年10月10日[火]-22日[日]
※会期中の休映日:10月13日[金]-14日[土]
日本映画の輝かしい歴史を築き、惜しまれながら逝去した映画人の方々の作品を上映することで追悼する企画「逝ける映画人を偲んで」を2年ぶりに開催します。本特集では、2021年1月1日から2022年12月31日の間に逝去された映画人の業績を回顧・顕彰します。
第45回ぴあフィルムフェスティバル 2023
45th Pia Film Festival 2023
2023年9月9日[土]-23日[土]※一部作品の上映会場は小ホールとなります。
共催:一般社団法人PFF
映画の新たな才能を発見し、多くの若い映画作家を育成してきた、ぴあフィルムフェスティバル。45回目を迎え、世界最大の自主映画コンペティション「PFFアワード」の他、ユニークな特集や映画人をゲストに招いたイベントも開催します。
サイレントシネマ・デイズ2023
Silent Film Days 2023
2023年10月3日[火]-8日[日]
世界各地で開催されている無声映画祭と同様に、弁士の説明や生演奏を付けて無声映画を上映する企画。本年は所蔵作品を中心に上映します。
TIFF/NFAJ クラシックス 小津安二郎監督週間
TIFF/NFAJ Classics: Yasujiro Ozu Week
2023年10月24日[火]-29日[日]
共催:東京国際映画祭
東京国際映画祭との共催で、デジタル復元によって鮮やかに甦った日本映画の秀作を紹介する「日本映画クラシックス」部門と連携し、日本が誇る名作の数々を英語字幕付きで上映します。
月丘夢路 井上梅次 100年祭
Yumeji Tsukioka and Umetsugu Inoue at their Centenary
2023年10月31日[火]-11月26日[日]
宝塚歌劇団から映画界入りし、美貌と優れた演技力を兼ね備えた女優として息長く活躍した月丘夢路(1921-2017)。そして、大手映画会社を渡り歩きながら快作を放ち続けた井上梅次(1923-2010)。日本映画史上稀にみるこの華やかな夫妻の生誕100年を記念する展覧会とも連動し、代表作を厳選して上映します。
返還映画コレクション(1)――第一次・劇映画篇
Repatriated Film Collection [Part 1]: Fiction Films, 1930-1945
2023年11月28日[火]-12月24日[日]
アメリカ議会図書館より1967年から1990年代にかけて日本に返還された戦前の日本映画の中から、当館における未公開作品も含めた大規模な回顧上映を行います。
蘇ったフィルムたち チネマ・リトロバート映画祭
Film Treasures from Il Cinema Ritrovato
2024年1月5日[金]-2月4日[日]
共催:チネテカ・ディ・ボローニャ財団、イタリア文化会館
FIAF(国際フィルムアーカイブ連盟)の加盟機関であるチネテカ・ディ・ボローニャ(イタリア)が1986年に開始した「チネマ・リトロバート映画祭」は、世界中のフィルムアーカイブや現像所が復元した映画が一堂に会し披露されるイベントです。チネテカ・ディ・ボローニャとの共催により、イタリア映画を中心とした復元作品を紹介します。
日本の女性映画人(2)――1970-1980年代
Women Who Made Japanese Cinema [Part 2]: From the 1970s to the 1980s
2024年2月6日[火]-3月24日[日]
2022年度に開催した「日本の女性映画人(1)――無声映画期から1960年代まで」に続き、日本における女性映画人の歩みを歴史的に振り返る特集として、スタッフとして女性が参加した作品を上映し、様々な分野で活躍した女性映画人を取り上げます。
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント等、長瀬記念ホール OZUで行う教育普及企画については、こちらをご覧ください。
小ホール
Nagisa Oshima Retrospective
2023年4月11日[火]-5月28日[日]
世界的な巨匠である大島渚監督の逝去から10年、テレビ映画『アジアの曙』を含む大島のフィルモグラフィを網羅的に取り上げるとともに、同時期に開催される展覧会とも連動して、戦後の日本社会に尖鋭な問題を提起し続けた大島の映画人生を俯瞰します。
EUフィルムデーズ2023
EU Film Days 2023
2023年6月2日[金]-30日[金]
共催:駐日欧州連合代表部およびEU加盟国大使館・文化機関
欧州連合(EU)加盟国の映画を一同に集めて紹介する恒例の「EUフィルムデーズ」。2023年は21 回目(当館での開催は15回目)を迎え、各国の近作・話題作を通して、EU各国の魅力とその文化的多様性を紹介します。
アニメーション作家 山村浩二
Koji Yamamura Retrospective
2023年8月11日[金・祝]-27日[日]※金・土・日曜のみ
世界のインディペンデント・アニメーション界を牽引する山村浩二。初期作から最新作にいたるまで、その自由奔放で詩情あふれる作品群で国際的に高い評価を受けている山村のフィルモグラフィ全体を見渡す回顧上映です。
NFAJコレクション 2024 冬
Films from the NFAJ Collection: Winter 2024
2024年1月19日[金]-2月4日[日]※金・土・日曜のみ
国立映画アーカイブの多種多様なフィルムコレクションに光を当てる上映企画です。
小ホールで行う教育普及企画については、こちらをご覧ください。
教育普及企画
Kids’ Cinema: The Summer Vacation of 2023
会 場:小ホール
開催日:2023年7月28日[金]-29日[土]、8月4日[金]-5日[土]
小・中学生を対象に、スクリーンでの映画(フィルム)鑑賞を通して、映画芸術の素晴らしさ、楽しさを体験してもらい、豊かな情操と映像リテラシーを育むことを目的とした解説付き上映会。
企画詳細
In Celebration of UNESCO World Day for Audiovisual Heritage
旧劇映画の大スター 澤村四郎五郎再考
講演×『五郎正宗孝子伝』[デジタル復元版]特別上映
SAWAMURA Shirogoro, The Great Star of Early Period Films
Lectures and a Special Screening of Goromasamune Koshiden [Digitally Restored]
会 場:長瀬記念ホール OZU
開催日:2023年10月14日[土]
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」(10月27日)を記念し、映画・映像保存の大切さを考える特別イベント。
本年は、日本初の映画スター尾上松之助と人気・実力ともに双璧をなした、大正時代の映画スター澤村四郎五郎を再評価するイベントを開催。専門家による講演と、当館所蔵の澤村四郎五郎コレクションの台本と照合してデジタル復元した『五郎正宗孝子伝』(1915年)を、和洋合奏と同台本に基づく声色掛け合いでお披露目上映します。
企画詳細
Film Screening and Talk: Selected Works by Yamazaki Hiroshi and THE SEAS OF YAMAZAKI HIROSHI
会 場:小ホール
開催日:2023年10月21日[土]
共催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
国立映画アーカイブでは、東京駅東側の八重洲・日本橋・京橋で開催される屋外型国際写真祭『T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023』と連携し、写真家・映像作家の山崎博(1946-2017)の作品上映会と写真展を開催します。
企画詳細
International Symposium on Film Education 2023:Toward the Next Steps from Overseas Case Studies
会 場:小ホール
開催日:2023年10月28日[土]
主催:東京国際映画祭
企画運営:一般社団法人こども映画教室
映画教育に関する国際シンポジウムを開催!海外の子どもたちの制作映画を上映し、海外の専門家と「映画教育の社会的意義」や映画の未来について議論を深めます。
企画詳細
映画表現と音 ミナトーキー
NFAJ & J.S.A. Seminar
Film and the Sound: Mina Talkie
会 場:小ホール
開催日:2023年12月2日[土]
共催:国立映画アーカイブ、協同組合日本映画・テレビ録音協会
映画を適正に保存し映画文化を継承していくうえで必要な、公開当時のオリジナルの映像や音の保存と復元について考察するセミナー。フィルム式トーキーの日本映画第一弾といえるミナトーキーに焦点をあて、ミナトーキーの機材特性や音の特徴、日本映画トーキー黎明期の技術と表現について考察します。
企画詳細
V4 Countries Kids Film Festival
会 場:小ホール
開催日:2023年12月9日[土]
共催:チェコセンター東京、ポーランド広報文化センター、駐日ハンガリー大使館、リスト・ハンガリー文化センター東京、駐日スロバキア共和国大使館
子どもたちを対象に、ヴィシェグラード4か国(V4:チェコ、ポーランド、ハンガリー、スロバキア)のアニメ映画や優れた作品を上映し、各国の文化を紹介する企画。
企画詳細
体験的映画編集論
会 場:小ホール
開催日:2024年1月12日[金]、13日[土]
共催:国立映画アーカイブ、協同組合日本映画・テレビ編集協会
映画を適正に保存し映画文化を継承していくうえで必要な、映画の編集とその技術・表現について、各撮影所のスタッフワークや施設・機材などの特色も交えて考察するセミナーを開催します。
企画詳細
展示室(企画展)
没後10年 映画監督 大島渚
Film Director Nagisa Oshima
2023年4月11日[火]-8月6日[日]
※5月30日[火]-6月1日[木]休室
世界的な巨匠である大島渚監督の逝去から10年、『大島渚全映画秘蔵資料集成』(2021年)の編著者である樋口尚文氏を監修に迎え、同書にも収められた監督旧蔵の貴重な資料や当館の所蔵品を一堂に集めることで、その映画人生を貫く挑戦的な知性と行動の足跡を明らかにします。
月丘夢路 井上梅次 100年祭
Yumeji Tsukioka and Umetsugu Inoue at their Centenary
2023年8月22日[火]-11月26日[日]
※9月5日[火]-8日[金]、9月26日[火]-10月1日[日]休室
宝塚歌劇団から映画界入りし、美貌と優れた演技力を兼ね備えた女優として息長く活躍した月丘夢路(1921-2017)。そして、大手製作会社を渡り歩きながら快作を放ち続け、香港映画界にも招かれた井上梅次(1923-2010)。日本映画史上稀にみるこの華やかな夫妻の生誕100年を記念して、秘蔵資料の数々を一挙に公開します。
和田誠 映画の仕事
Makoto Wada: Works on Film
2023年12月12日[火]-2024年3月24日[日]
※12月26日[火]-1月4日[木]休室
デザイナー、イラストレーターの和田誠(1936-2019)にとって、映画は人生の友であり創造の泉でもありました。世界の映画人を描いた挿画や映画をめぐる著書を続々と送り出し、監督修業の経験なしに4本の長篇映画を演出、さらには映画フィルムやポスターの収集家でもあった和田と映画との深い結びつきに光を当てます。
展示室(常設展)
NFAJコレクションでみる 日本映画の歴史
Nihon Eiga: The History of Japanese Film
From the NFAJ Non-film Collection
映画の渡来した19世紀末から発展を続けた日本映画の豊かな歴史を、長年当館が収集してきた多彩なコレクション(ポスター・スチル写真・雑誌・製作資料・業界資料・キャメラなど機械類・映画人の遺品・映像など)によってたどる。
※各企画展に併設