こども向けプログラム

こども映画館

中学生以下を対象とした当館の映画イベントで、夏休みの期間に開催します。「こども映画館」は次のような目的で企画されています。

  • 映画という偉大な文化芸術遺産の素晴らしさ、楽しさを知ってもらう。
  • テレビ等の家庭内視聴では得られない、大きなスクリーンによる本物の映画(フィルム)を楽しむ機会を提供する。
  • 優れた映画作品の鑑賞を通して、豊かな情操と高い映像理解能力(リテラシー)を育む。

映画館に集まり、みんなが暗闇のなかで集中して大きなスクリーンを見つめ、泣き、笑い、緊張し、興奮し、感動する―かつてはごく当たり前であった、こうした映画の原風景の素晴らしさを、今日のこどもたちにも味わってもらいたいと思います。きっと良い思い出になることでしょう。

↑サイレント映画の特徴と面白さについて、研究員が紹介しています(NFAJ Youtubeチャンネル)。弁士や楽士の方にもご出演いただいています。

こども映画館 2024年の夏休み★

開催日
2024年7月26日[金]-27日[土]、8月2日[金]-3日[土]
会場
小ホール

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V4中央ヨーロッパ子ども映画祭

ヴィシェグラード4カ国(V4:ポーランド、ハンガリー、スロバキア、チェコ)のアニメーション作品を日本に紹介する、中学生以下を対象としたイベントです。日本ではなかなか見ることの出来ない、V4各国のアニメーションを是非お楽しみください。


こども映画館 スクリーンで見る日本アニメーション!

2017年度より、一般社団法人コミュニティシネマセンターと共催で巡回事業「こども映画館 スクリーンで見る日本アニメーション!」を全国で開催しています。

プログラム

「NFAJ短篇集:いろいろな動物の映画」*

  • 『体育デー』(1932年、監督:村田安司)       
  • 『こねこのらくがき』(1957年、監督:薮下泰次)
  • 『もりのおんがくたい』(1960年、監督:神保まつえ)  
  • 『人魚』(1964年、監督:手塚治虫)

「NFAJ短篇集:歌とリズム」*

  • 『村祭』[デジタル復元版](1930年、監督:大藤信郎) 
  • 『茶目子の一日』[パテートーキー版][デジタル復元版](1931年、監督:西倉喜代治)
  • 『RHYTHM』(1935年、監督:荻野茂二)
  • 『くもとちゅうりっぷ』[デジタル復元版](1943年、監督:政岡憲三)
  • 『ホーム・マイホーム』(1970年、監督:岡本忠成)

「NFAJ短篇集:さまざまな手法」*

  • 『なまくら刀』[デジタル復元・最長版](1917年、監督:幸内純一)
  • 『煙り草物語』[不完全版](1926年、監督:大藤信郎)
  • 『漫画 二つの世界』(1929年、監督:村田安司)   
  • 『PROPAGATE(開花)』(1935年、監督:荻野茂二)

『長靴をはいた猫』(1969年、監督:矢吹公郎)*

『白蛇伝』[デジタル復元版](1958年、監督:薮下泰司)*

『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年、監督:高畑勲)*

『おこんじょうるり』(1982年、監督:岡本忠成)

『パンダコパンダ』(1972年、監督:高畑勲)

『パンダコパンダ 雨ふりサーカス』(1973年、監督:高畑勲)

『MEMORIES』(1995年、監督:大友克洋)

『河童のクウと夏休み』(2007年、監督:原恵一)

『セロ弾きのゴーシュ』(1982年、監督:高畑勲)

*印は国立映画アーカイブ提供プログラム

特設ウェブサイトはこちら (外部サイト)

本年度の上映会場はこちら


常設展

常設展「日本映画の歴史」では、中学生以下の来館者の方々に4種類のセルフガイドを配布しています。セルフガイド「日本映画の歴史」では、展示品についてのクイズを解きながら、“映画大国にっぽん”の歴史をたどることができます。書き込み式のセルフガイド「映画ってどうやって撮るの?」「どんな動物がいるかな?」「映画ってどうやって上映するの?」もございます。映画の歴史を作ってきたカメラや映写機、映画やポスターなどに潜んでいる動物たちを展示室で探してみてください。休み期間中の自由研究にも最適です! 

セルフガイド「映画ってどうやって撮るの?」(pdf版でもご覧いただけます)
セルフガイド「どんな動物がいるかな?」(pdf版でもご覧いただけます)
セルフガイド「映画ってどうやって上映するの?」(pdf版でもご覧いただけます)
↑セルフガイドについて研究員が紹介しています(NFAJ Youtubeチャンネル)。ふだんは公開していないカメラの内部もご覧になれます。

“にっぽん映画史調査隊”! 小学生・中学生・高校生の団体鑑賞

常設展「日本映画の歴史」では、2011年4月から、小学校・中学校・高校の児童・生徒による団体訪問を受け入れます。さまざまな展示品をめぐりながら、当館のスタッフが日本映画の豊かな歴史を解説します。全員に「ジュニア・セルフガイド」を配布します。

受け入れ可能日
火曜日・金曜日
(都合により受け入れのできない日もあります)
所要時間
約40分
申請
学校の名義による申請が必要です。
申請の方法につきましては当館展示・資料室までお問い合わせください。
料金
高校生以下は無料(学校教育活動の一環であれば引率者も無料)
受け入れ人数
原則として20名まで

日本アニメーション映画クラシックス

国立映画アーカイブが所蔵する1917年から1942年までの日本アニメーション映画64本を公開しているWEBサイト。こどもが楽しめる、ユーモラスでかわいらしいアニメーションがいっぱいです。

日本アニメーション映画クラシックス(外部サイト)
http://animation.filmarchives.jp/index.html

  • ※このWEBサイトは、東京国立近代美術館フィルムセンター(現 国立映画アーカイブ)と国立情報学研究所(NII)が共同で構築しました。
美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業

みんなの映画がっこう

国立映画アーカイブの配信サイトで鑑賞できる作品を、お子さんが自分で学べる鑑賞ツールを作成しました。もんだいに答えていくことで、映画の見方が変わります。詳しくはこちら