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2008年の夏休み★



映画のふしぎな世界を冒険しよう!
みて、きいて、考えて、映画をたっぷり楽しむ夏休み!
すてきなかつべんとおんがくがついた映画もみられるよ!


【日にち】2008年8月1日(金)、8月2日(土)、
      8月8日(金)、8月9日(土)
【時間】 午後1:30~3:30(午後1時開場)
【会場】 フィルムセンター小ホール
【定員】 各日150名

※全プログラム事前申込み制となります。

■各プログラムの内容及び詳細はこちら(以下)から■
⇒8月1日(金)
⇒8月2日(土)
⇒8月8日(金)
⇒8月9日(土)
⇒【お申し込み方法】
⇒【料金】



美術館・工芸館・フィルムセンター合同のご案内はこちら

活弁(かつべん)と音楽(おんがく)の世界
~むかしの映画を見てみよう!!~

①【映画の上映とお話】

発明された頃の映画や昔のトリック映画、とても楽しい喜劇映画まで。活弁や音楽といっしょに無声映画の世界をのぞいてみよう!

<上映作品>
◆エジソンの初期短篇集(1893-97年)
アメリカ/1896年の『アーウィンとライスの接吻』など、映画発明期に製作されたエジソン社の作品4本を上映。(計2分)

◆極地征服(1912年)
フランス/ジョルジュ・メリエス監督
トリック映画の祖、メリエスが描く不思議な北極探検の旅。(8分)

◆ロイドの要心無用(1923年)
アメリカ/フレッド・ニューメイヤー、サム・テイラー監督
ハロルド・ロイド主演の無声喜劇映画の代表作。高層ビルをよじ登るアクロバット・シーンは圧巻。(67分)



②映写室(えいしゃしつ)・展示室訪問(てんじしつほうもん)
※申込み時の希望者のみ
※映写室訪問は希望者の中から、当日行う抽選で当選された方のみ参加可能です。

(終了予定 午後3時30分)

いろいろなアニメーション!

①【映画の上映とお話】

90年も前の日本人がつくったアニメーションから、音楽にあわせて形がおどる不思議な映画まで。見てみよう、いろいろなアニメーション。

<上映作品>
◆なまくら刀(1917年)
日本/幸内純一監督
日本製アニメーションのパイオニア・幸内純一による、現存最古のコマ撮り式アニメーション作品。(2分)

◆黒ニャゴ(1929年)
日本/大藤信郎監督
大藤信郎の千代紙映画。SPレコードを同調させた「レコードトーキー」から音声版のフィルムを復元。(3分)

◆ルビンシュタインの光の踊り(1932年)
ドイツ/オスカー・フィッシンガー監督
図形の動きを音楽に乗せた、ドイツの映画作家フィッシンガーの抽象映画。(5分)

◆表現(1935年)
日本/荻野茂二監督
小型映画運動の先駆者・荻野茂二が色彩技術の実験を行った日本製の抽象映画。(3分)

◆隣人(1952年)
カナダ/ノーマン・マクラレン監督
1本の花をめぐり争う隣人たちの姿を、動画作家マクラレンが人間や物を使ったアニメーションを交えて描く。(8分)

◆くじら(1952年)
日本/大藤信郎監督
影絵映画に色セロファンを採用し、カンヌ映画祭ではピカソの賞賛を受けたという、大藤信郎戦後の代表作。(8分)

◆幽霊船(1956年)
日本/大藤信郎監督
『くじら』と同様、海を主題にした色鮮やかな影絵映画。ヴェネチア国際映画祭で特別賞を受賞。(11分)


②映写室(えいしゃしつ)・展示室訪問(てんじしつほうもん)
※申込み時の希望者のみ
※映写室訪問は希望者の中から、当日行う抽選で当選された方のみ参加可能です。

(終了予定 午後3時30分)

映画の魔法に触れてみよう!

①【映画の上映とお話】

100年前の魔法映画から一風変わったアニメーション映画まで。昔も今も映画の機械の特徴をいかした、すてきな映画がたくさんつくられてきたよ。

<上映作品>
◆パテ魔法映画集(1908-9年)
フランス
トリックいっぱいのパテ製魔法映画のうち4本が、それぞれ断片的に収録されたもの。(12分)

◆茶目子の一日(1931年)
日本/西倉喜代治監督
茶目子の一日が軽快な歌に合わせてコミカルに描かれたアニメーション映画。(7分)

◆村祭(1930年)
日本/大藤信郎監督
村祭の歌に合わせて、祭の楽しげな雰囲気を伝える大藤信郎の千代紙映画。(3分)

◆おもちゃの汽車(1931年)
日本/西倉喜代治監督
動物と機関車の旅を楽しく描いたアニメーション映画。(2分)

◆ホーム・マイホーム(1970年)
日本/岡本忠成監督
かわいいキツネとモグラが新聞や画用紙を素材にして描かれている。(3分)

◆おこんじょうるり(1982年)
日本/岡本忠成監督
張り子や泥人形の質感を生かした、岡本忠成による個性豊かな人形アニメーション映画。(26分)


②【映写室(えいしゃしつ)・展示室訪問(てんじしつほうもん)】
※申込み時の希望者のみ
※映写室訪問は希望者の中から、当日行う抽選で当選された方のみ参加可能です。

(終了予定 午後3時30分)

活弁と音楽の世界
~ふしぎな話、ふしぎな動き~

①【映画の上映とお話】

ようせい、さいみん術師、そしてゆうれいが出てくるよ。活弁や音楽といっしょにふしぎな無声映画を楽しもう。

<上映作品>
◆塔(1928年)
フランス/ルネ・クレール監督
パリのエッフェル塔を斬新なキャメラワークで捉えたフランスの巨匠クレールの作品。(11分)

◆雪の騎士(1912年)
フランス/ジョルジュ・メリエス監督
黒騎士にさらわれた婚約者を取り戻しに旅立つ雪の騎士の物語。(19分)

◆ズィゴ 催眠鬼X(1914年)
デンマーク/カン・ヴァン・デァ・オー・クーレ監督
催眠術を操るジプシーをテーマにした、無声映画黄金期のデンマーク映画。(13分)

◆モダン怪談100,000,000円(1929年)
日本/斎藤寅二郎監督
駆け落ちした若い男女が赤城山で国定忠次の幽霊と出会うドタバタ・コメディ。(16分)

※上映番組の訂正※
本ページ、8月9日の上映番組に『幕間』の情報が掲載されておりましたが、この作品の上映はありません。お詫び申し上げますとともに、ご了承いただけますようお願い申し上げます。


②【映写室(えいしゃしつ)・展示室訪問(てんじしつほうもん)】
※申込み時の希望者のみ
※映写室訪問は希望者の中から、当日行う抽選で当選された方のみ参加可能です。

(終了予定 午後3時30分)

【司会】赤崎陽子、入江良郎(フィルムセンター)

【弁士】佐々木亜希子
活動写真(映画)の弁士。NHK山形放送局にてニュース番組のアシスタント・キャスターを務めた後、関東でテレビやラジオのアナウンス、リポートに携わる。1999年、活弁に出会い傾倒、2001年より弁士として各地で公演を行っている。

【演奏】FEBO
2003年に結成。ギターの小沢あき、ピアノの永田雅代による即興中心のアンサンブル。

■活弁とは?
無声映画の時代に日本の映画館で行われていた、弁士による映画説明のことです。当時はそれぞれの劇場が弁士を雇い、その評判によって劇場の人気が左右されるほど大切な役割を担っていました。

※参加は申込み制です

下記①~⑥までの必要事項をご記入の上Eメールまたは往復はがきにて「フィルムセンターこども映画館係」までお申し込みください。受付票を返信いたします。
しめきりは実施日の1週間前(必着)です。各回、定員(150名)に達し次第しめきります。

【記入要綱】①希望日②参加者全員の名前(おとなもこどもも)③学年④郵便番号・住所・電話番号・E-mailアドレス⑤展示室見学の希望の有無⑥映写室訪問の希望の有無(映写室は当日行われる抽選の当選者のみ参加可)

<Eメール>kids-cinema2008@momat.go.jp
※受付票を添付して送信するため、パソコンからご送信ください。
<往復はがき>〒104-0031 東京都中央区京橋3-7-6
  フィルムセンターこども映画館係

申込み記入例

こども映画館2008への参加を希望します。

①希望日:8月○日△曜日
②参加者:映画陽子(③幼児)
        映画太郎(③小学2年)
        映画良郎(③大人)
        映画三郎(③シニア)
④住所:〒104-0031 東京都中央区京橋○-△-□
  電話番号:03-3561-○△○△
  E-mail:kids-momat@○○○○
⑤展示室見学:希望します(or希望しません)
⑥映写室見学:希望します(or希望しません)
(※映写室訪問は抽選により当選された方のみ見学できます。)



◆内容に関してのお問い合せ: 電話03-3561-0823

小・中学生/100円
幼児(未就学児童)/無料
一般/500円
高校・大学生・シニア/300円


★「こども映画館」はこどもたちのためのイベントです。こどもの引率や付添ではない成人の方々の単独でのお申し込みはご遠慮願います。
★各プログラムは原則として中学生までを対象としています。高校生もお申し込みいただけますが、全体の申し込み数が定員を超えた時は、やむなくご参加をお断りする場合もございます。
★当日の会場への入場は先着順です。発券・開場は開映の30分前から行います。受付票をご提示の上、観覧券をお求めください。観覧券は当日・当該回のみ有効です。
シニア(65歳以上)の方は、当日必ず年齢を証明できるものをご提示ください。
★お申し込みの際にいただきます個人情報は、今後の「こども映画館」に関するご案内の目的のみに利用することとし、第三者への提供は行いません。

保護者・指導教員・引率者の皆様へ

「こども映画館」は、小・中学生を対象としたフィルムセンターの映画イベントで、夏休みの期間に開催します。「こども映画館」は次のような目的で企画されています。

●こどもたちに、映画という偉大な文化芸術遺産の素晴らしさ、楽しさを知ってもらう。

●こどもたちに、テレビ等の家庭内視聴では得られない、大きなスクリーンによる本物の映画(フィルム)を楽しむ機会を提供する。

●優れた映画作品の鑑賞を通して、こどもたちの豊かな情操と高い映像理解能力(リテラシー)を育む。

こどもたちが映画館に集まり、みんなが暗闇のなかで集中して大きなスクリーンを見つめ、泣き、笑い、緊張し、興奮し、感動する―かつてはごく当たり前であった、こうした映画の原風景の素晴らしさを、今日のこどもたちにも味わってもらいたいと思います。きっと良い思い出になることでしょう。

Calendar 上映・展示カレンダー
上映・展示カレンダー
The National Museum of Modern Art, Tokyo