過去の上映
- 2023.10.31 - 11.26
- 上映企画
月丘夢路 井上梅次 100年祭
Yumeji Tsukioka and Umetsugu Inoue at their Centenary
会 期 2023年10月31日(火)-11月26日(日)※会期中の休館日:月曜日
会 場 長瀬記念ホール OZU(2階)
定 員 310名(各回入替制・全席指定席)
主 催 国立映画アーカイブ
協 力 一般財団法人井上・月丘映画財団
概要
宝塚歌劇団から映画界に入り、美貌と優れた演技力を併せ持つトップスターの地位を築いたのちも、主演・助演を問わず数多くの作品に出演して息長く活躍した女優・月丘夢路(1921-2017)。そして新東宝を皮切りに大手6社11系統すべての撮影所でメガフォンをとり、後にはその手腕を買われて香港にも招かれて、娯楽性に富んだ116作品を次々に送り出した映画監督・井上梅次(1923-2010)。映画黄金期に出会った二人は1957年に結婚し、日本の映画界に大きな足跡を残しました。
特集上映「月丘夢路 井上梅次 100年祭」では、数多くの監督作・出演作から28プログラム(29作品)を厳選し、戦前の月丘の代表作『新雪』(1942)から、メロドラマ、コメディ、ミュージカルなど幅広いジャンルにわたり、エンターテインメントとしての映画の栄光に輝いた二人の華麗なる軌跡を紹介します。
■(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
■スタッフ、キャスト欄の人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
■特集には不完全なプリントや状態の悪いプリントが含まれていることがあります。
■NEWとある作品はニュープリントでの上映です。
別れも愉し (65分・1945・大映東京・出:月丘夢路(井上賀子)・監:田中重雄)
11.晩春 (108分・1949・松竹大船・出: 月丘夢路(北川アヤ)・監・脚:小津安二郎) 12.長崎の鐘 (94分・1950・松竹大船・出:月丘夢路(みどり)・監:大庭秀雄) 13.ひろしま (104分・1953・日本教職員組合・出:月丘夢路(米原先生)・監:関川秀雄) 14.東京マダムと大阪夫人 (97分・1953・松竹大船・出:月丘夢路(伊東美枝子)・監:川島雄三) 15.乳房よ永遠なれ (110分・1955・日活・出:月丘夢路(下城ふみ子)・監・出:田中絹代) 16.白夜の妖女 (88分・1957・日活・出:月丘夢路(女)・監:滝沢英輔) 17.美德のよろめき (96分・1957・日活・出:月丘夢路(倉越節子)・監:中平康) 18.華麗なる一族 (211分・1974・芸苑社・出:月丘夢路(万俵寧子)・監:山本薩夫) ■映画監督 井上梅次■ 19.三太頑張れ! (62分・1953・伊勢プロ・監・脚:井上梅次) 20.死の十字路 (101分・1956・日活・監:井上梅次) 21.勝利者 (98分・1957・日活・監・脚:井上梅次) 22.嵐を呼ぶ男 (100分・1957・日活・監・原・脚:井上梅次) 23.嵐を呼ぶ楽団 (108分・1960・宝塚映画・監・脚:井上梅次) 24.黑蜥蜴 (101分・1962・大映東京・監:井上梅次) 25.踊りたい夜 (98分・1963・松竹大船・監・脚:井上梅次) 26.暗黒街
上映作品詳細
■月丘夢路出演・井上梅次監督作品■
1夜の緋牡丹(105分・35mm・白黒)
- 2023年11月15日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月19日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
文学を志す隆介(伊豆)は奔放なダンス芸者たい子(島崎)との関係に溺れるが、作家志望の美樹(月丘)にも惹かれる。戦後の揺れ動く群像の中で、月丘の演じた気高く理性的な女性像が光る。1947年に新東宝に入社し千葉泰樹に助監督として師事した井上が、月丘と現場をともにした初めての作品。
2火の鳥(99分・35mm・白黒)
- 2023年10月31日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月4日(土) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
NEW
舞台女優のエミ(月丘)は様々な恋愛を経ながら映画界に羽ばたいていく。「逞しく自分の意志で行動して行く炎の女を描く文芸巨編」と謳われた、伊藤整のベストセラー小説の映画化。予定されていた川島雄三に代わって監督に抜擢された井上は、主題歌の作詞も手がけた。パーティー場面で日活スターが勢揃いする他、仲代達矢の本格的な映画デビュー作ともなった。
3月蝕(103分・BD・白黒)
- 2023年11月7日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月10日(金) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
ナイトクラブの殺人事件現場で、バンドマスターの和馬(三橋)が「あの女はもういない」と呟く。過去に受けた心の傷がもとで男性遍歴を重ねる綾子(月丘)は、男たちへの復讐に身を焦がし転落してゆく。月丘に「運命の女」を演じさせノワール調の雰囲気をもたらした井上は、本作を皮切りに石原裕次郎をスターダムに押し上げた。
4危険な関係(95分・BD・白黒)
- 2023年11月14日(火) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月18日(土) 7:20 PM@長瀬記念ホール OZU
親が決めた結婚に反発する三枝(北原)。彼女に共鳴した京子(月丘)は、景勝地のホテルにかつて自分が関係した男たちを集め、ある計画を実行しようとする。風刺の効いたグランド・ホテル形式のサスペンス・コメディで、月丘の堂々たるたたずまいが印象的。
5鷲と鷹(115分・35mm・カラー)
- 2023年10月31日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月4日(土) 3:30 PM@長瀬記念ホール OZU
貨物船の出航前夜に殺人事件が発生し、千吉(石原)と佐々木(三國)はそれぞれの思惑を胸に船に乗り込む。二人の男の対立と友情を海洋スペクタクルのなかに描き出す井上の演出手腕は実に鮮やか。月丘は裕次郎をめぐって浅丘ルリ子と三角関係になる酒場の女を演じている。
6夜の牙(102分・35mm・カラー)
- 2023年11月7日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月10日(金) 3:50 PM@長瀬記念ホール OZU
場末のガード下で診療所を営む杉浦(石原)は、自分の戸籍が何者かに抹消されたと知り、その真相を究明しようとする。井上が新東宝での助監督時代にシナリオを書き上げ、長年あたためてきた企画をついに実現。結婚後初の協働作業となる本作で、月丘はそれまでの役柄から一転し、謎めいた魅力を放つヒロインを演じる。
7夫婦百景(99分・35mm・白黒)
- 2023年11月14日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月18日(土) 4:40 PM@長瀬記念ホール OZU
NEW
みはる(月丘)と蒼馬(大坂)は、妻が稼ぎ頭で夫が主夫という「失格夫婦」。ある日、下宿から追い出された「学生夫婦」(浅丘、岡田)が二人の家にころがり込み、夫婦関係に波乱が起きる。コメディに初挑戦した井上が豪華キャストを迎え、様々な夫婦の形と彼らの悲喜こもごもの生活を明るくユーモアたっぷりに描く。
8素晴しき男性(106分・BD・カラー)
- 2023年11月16日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月17日(金) 3:30 PM@長瀬記念ホール OZU
踊り子の陽子(北原)は、夢に見た男性に瓜二つの実業家・土屋秀男(待田)と結婚し、劇団を退団する。しかし陽子が心から愛していたのは、劇団の演出家で秀男の兄の武男(石原)だった。幸運を呼ぶ「水色」を基調とした色彩設計が見事で、土屋家の長女・麗子(月丘)の二重に引き裂かれた自己を表現する場面など、井上によるミュージカルの演出も冴え渡っている。
■映画女優 月丘夢路■
9新雪(84分・35mm・白黒)
- 2023年11月1日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月3日(金) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
藤沢桓夫の同名小説を、松竹から創立まもない大映に移籍したばかりの五所平之助が映画化。進歩的な教育理念を掲げる国民学校の教師(水島)と医師(月丘)の恋を爽やかに描いている。宝塚歌劇団のトップスターだった月丘はこの作品のヒットにより映画スターとしても認知された。オリジナルは124分だが、現存するフィルムは84分。
10モンペさん 他(計138分)
- 2023年11月1日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月3日(金) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
モンペさん(73分・35mm・白黒)
中野実の『婦人倶楽部』連載小説を原作に、モンペ姿が似合う春海(月丘)が両親(徳川、沢村)とともに隣組の活動に励む戦時下の日常を喜劇タッチで綴る。飛行機製作所の増産強化を背景として結婚騒動が描かれ、主演した月丘の自然な明るさが評価された。
別れも愉し(65分・35mm・白黒)
2年ぶりに一時帰国する夫(若原)と再会する約束がある産科医(村田)は、難産に立ち会うが…。夫の妹である歌手役に扮した月丘の歌唱シーンも見どころ。撮影中に敗戦を迎え、夫の設定が軍人から船員に変更されたという。大映が戦後初めて公開した現代劇作品。
11晩春(108分・35mm・白黒)
- 2023年11月2日(木) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月4日(土) 6:40 PM@長瀬記念ホール OZU
広津和郎の小説「父と娘」をもとに、小津安二郎が脚本家・野田高梧と久々に組み、戦後の傑作群の口火を切った代表作。原節子演じる紀子の友人・アヤに扮した月丘は、夫と離婚して速記者として働く自立した女性像を体現し、結婚をめぐる物語のなかで重要な役割を担っている。
12長崎の鐘(94分・35mm・白黒)
- 2023年11月8日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月12日(日) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
長崎医大で放射線の研究をしていた永井博士の手記をもとに、占領下で初めて原爆を題材として製作されたメロドラマ。中国戦線から復員した永井(若原)は、敬虔なカトリック信者であるみどり(月丘)との結婚を機に結核の集団検診に身を捧げる。原爆の犠牲となる夫人役を演じた月丘の凛とした眼差しに、知性を兼ね備えたスター性が宿る。
13ひろしま(104分・35mm・白黒)
- 2023年11月8日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月12日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
戦後も続く惨状を伝えるため、被ばく児童の作文集『原爆の子~広島の少年少女のうったえ』を題材に、多くの広島県民の協力を得て日本教職員組合が製作した。被爆者を含む約9万人がエキストラとして参加した原爆投下直後の再現シーンでは、月丘が女教師を熱演している。出身地の広島市中区大手町が爆心地となった月丘は本作に無償で出演した。
14東京マダムと大阪夫人(97分・35mm・白黒)
- 2023年11月21日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月25日(土) 6:50 PM@長瀬記念ホール OZU
「東京マダム」(月丘)と「大阪夫人」(水原)が、マダムの妹(芦川)と夫人の弟(高橋)の仲をめぐって競い合う。お喋りが止まらない東京郊外の社宅「あひるヶ丘」を舞台に、憧れの家電・洗濯機をめぐる妻同士の張り合いや女房の尻に敷かれている亭主など、戦後世相を反映した群像劇が歯切れのいいテンポで展開される。
15乳房よ永遠なれ(110分・35mm・白黒)
- 2023年11月15日(水) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月18日(土) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
身勝手な夫との別れ、乳がんの発症など困難な状況に直面しながらも短歌を作り続け、ひたむきに生きる女性歌人の姿を描く。夭折の歌人・中城ふみ子の歌集に惚れ込んだ田中絹代が監督第3作として、田中澄江の脚本をもとに映画化。1955年に松竹から移籍した月丘は、乳がん手術で乳房を失った女性の欲望や感情の機微を見事に演じている。
11月18日(土) 1:00 PMの回にはバリアフリー上映を行います。バリアフリー上映の詳細はこちらをご覧ください。
16白夜の妖女(88分・35mm・カラー)
- 2023年11月23日(木) 12:10 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月25日(土) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
女人禁制の地で「高野聖」と仰がれる宗朝老師(滝沢)が、かつて女に迷ったことがあると意外な告白をする。怪奇、幻想の雰囲気が漂う山奥で、若き日の宗朝(葉山)が煩悩を断ち切ろうと苦闘する様を描いた異色の大作。美しく魅惑的な月丘が、情事を交わした男たちを動物に変える魔性の女役で円熟を増した演技を見せている。
17美德のよろめき(96分・35mm・白黒)
- 2023年11月21日(火) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月25日(土) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
夫(三國)との結婚生活に倦怠感を覚える節子(月丘)。学生時代の恋人(葉山)に偶然再会し、一度消えてしまった熱い想いがよみがえる。「よろめき夫人」という新語まで生んだ三島由紀夫のベストセラー小説の映画化。スタイリッシュな映像表現によって、欲望と純粋な愛の狭間で揺れるヒロインの心の動きが繊細に綴られる。
18華麗なる一族(211分・35mm・カラー)
- 2023年11月22日(水) 2:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月23日(木) 2:45 PM@長瀬記念ホール OZU
阪神財界を舞台に、銀行経営者一族の権力争いを描く社会派ドラマ。銀行頭取の万俵大介(佐分利)は執事兼愛人の高須相子(京)と妻・寧子(月丘)と同居しながら、長男・鉄平(仲代)と確執を繰り広げる。絢爛たる調度品で埋め尽くされた豪邸にたたずむ月丘は、華族出身で令嬢育ちの正妻として、か弱いながらも気品に満ちた存在感を発揮。
途中休憩あり
■映画監督 井上梅次■
19三太頑張れ!(62分・35mm・白黒)
- 2023年11月9日(木) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月11日(土) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
国民的人気を博した児童文学『三太物語』に取材したNHKラジオ連続放送劇の映画化。腕白でいたずら好きの三太は、怪我をした父への孝行のため鉱石ラジオ作りを思いたつ。三太の巻き起こす騒動を軸にした児童映画であるが、ハモンドオルガンの音色を効果的に取り入れた場面転換など、音楽に強いこだわりを見せた井上の手腕が随所に発揮されている。
20死の十字路(101分・BD・白黒)
- 2023年11月9日(木) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月11日(土) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
妻(山岡)を思わず殺してしまった伊勢(三國)は、死体をダムに沈め、完全犯罪を成し遂げようとするが、その途中、偶然から彼の車にもう一つの死体がころがり込む。原作『十字路』を代筆したことで知られる渡辺剣次が結末に大幅な変更を加えてシナリオ化。被写体との距離を自由自在に変えるキャメラが異様な緊張感を漂わせる。
21勝利者(98分・35mm・カラー)
- 2023年11月9日(木) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月11日(土) 6:20 PM@長瀬記念ホール OZU
日活の製作再開3周年記念映画。元ボクサーの山城(三橋)は、自分の果たせなかったチャンピオンへの夢を俊太郎(石原)に託すが…。ボクシングという不人気な題材にあえて挑戦したと語る井上は、「セイサンな感じ」を出すためにモノトーンを基調とした画面にリング上の勝負の世界を描き、アクションスターとしての裕次郎の魅力と可能性を開花させた。
22嵐を呼ぶ男(100分・35mm・カラー)
- 2023年11月16日(木) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月17日(金) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
流しのギター弾きであった正一(石原)は売れっ子ドラマーの穴埋めとして抜擢され、型破りなドラマーとして頭角を現していく。1958年の正月映画として公開されるや大ヒットを記録し、裕次郎人気の沸騰を示した一篇。襲われて負傷した手をかかえて臨むドラム合戦のシーンで突如正一が歌いだす楽曲は、井上が作詞している。
23嵐を呼ぶ楽団(108分・35mm・カラー)
- 2023年11月17日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月19日(日) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
本格的なビッグバンド結成を目指すピアニスト(宝田)が仲間たちとの友情や恋愛を経てエンターテイナーとして成長していく姿を描く。井上によるジャズ映画の集大成的な作品であり、テンポの良い演出が光る。本作はフリーランスとなってからの監督作で、『夜霧の決闘』(1959)に引き続き宝塚映画による製作。
24黑蜥蜴(101分・35mm・カラー)
- 2023年11月22日(水) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月24日(金) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
江戸川乱歩の小説をもとにした三島由紀夫の戯曲を、三島と新藤兼人による脚色を得て映画化。妖しき怪盗・黒蜥蜴(京)と名探偵・明智小五郎(大木)の駆け引きを、黛敏郎の音楽を駆使したミュージカル仕立てで描いている。
25踊りたい夜(98分・35mm・カラー)
- 2023年11月2日(木) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月5日(日) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
NEW
ナイトクラブで踊るダンサーの三姉妹(水谷、倍賞、鰐淵)は、不甲斐ない父親(有島)をマネージャーとして、恋愛や哀しみを踏み越えてステージで輝く。『ジャズ娘乾杯』(1955)、『お転婆三人姉妹 踊る太陽』(1957)に連なる三姉妹のミュージカル映画。井上は「俳優自身が演技とムードを持って唄え踊れること」を重視した。
26暗黒街大通り (103分・35mm・カラー)
- 2023年11月24日(金) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月26日(日) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
NEW
鉄也(高倉)、銀二郎(梅宮)、健三(待田)の三兄弟は、二組の裏組織による縄張り争いのなかでやがて悲劇的な運命をたどっていく。それぞれに個性を発揮するスター3人を筆頭に、三田、中原、緑ら女性陣、金子、安部らベテラン勢を巧みに配し、ハードボイルドタッチのギャング映画に仕立てている。
27香港ノクターン香江花月夜(129分・35mm・カラー・日本語字幕付)
- 2023年11月2日(木) 6:50 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月5日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月10日(金) 6:50 PM@長瀬記念ホール OZU
香港随一の撮影所に招かれた井上が、豪華さと娯楽性を増して『踊りたい夜』をセルフリメイクした。新東宝時代の縁から賀蘭山こと西本正の推薦により、本作を皮切りに5年で10作を香港で撮り、日本ロケ7作も含めて17作のショウ・ブラザース作品を監督している。井上の明解な演技指導や合理的な製作術は香港映画界にも大きな影響を及ぼした。
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フィルム提供:福岡市総合図書館
28わが映画人生 井上梅次監督(91分・DCP・カラー)
- 2023年11月24日(金) 7:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2023年11月26日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
日本映画監督協会製作の「わが映画人生」シリーズの一本。職人監督・井上が生涯に116本もの娯楽映画を手がけた背景には『人情紙風船』(山中貞雄、1937)との出会いがあった。新東宝時代に脚本が書ける助監督として頭角を現したのち、「もっと画面から手足がはみ出るようなバイタリティ溢れた画面を作りたい」と日活、大映、松竹、東映など各社の引き抜きに応じた経緯が語られる。
■チケットのオンライン発売は各上映日の3日前正午からとなります。
■チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。
■各回の開映後の入場はできません。予告篇はなく、本篇から上映します。
2023年10月31日(火)
11:00 AM 開館
2023年11月1日(水)
11:00 AM 開館
2023年11月2日(木)
11:00 AM 開館
2023年11月3日(金)
11:00 AM 開館
2023年11月4日(土)
11:00 AM 開館
2023年11月5日(日)
11:00 AM 開館
2023年11月7日(火)
11:00 AM 開館
2023年11月8日(水)
11:00 AM 開館
2023年11月9日(木)
11:00 AM 開館
2023年11月10日(金)
11:00 AM 開館
2023年11月11日(土)
11:00 AM 開館
2023年11月12日(日)
11:00 AM 開館
2023年11月14日(火)
11:00 AM 開館
2023年11月15日(水)
11:00 AM 開館
2023年11月16日(木)
11:00 AM 開館
2023年11月17日(金)
11:00 AM 開館
2023年11月18日(土)
11:00 AM 開館
バリアフリー上映 15乳房よ永遠なれ
2023年11月19日(日)
11:00 AM 開館
2023年11月21日(火)
11:00 AM 開館
2023年11月22日(水)
11:00 AM 開館
2023年11月23日(木)
11:00 AM 開館
2023年11月24日(金)
11:00 AM 開館
2023年11月25日(土)
11:00 AM 開館
2023年11月26日(日)
11:00 AM 開館
『乳房よ永遠なれ』 バリアフリー上映のお知らせ
11月18日(土)13:00の回は、聴覚障害の方向けの日本語字幕と、映画の音声を増幅するヒアリングループシステム座席をご用意しています。また、視覚障害の方向けの音声ガイドをFM配信し、ラジオ貸出もいたします。
予約について
ヒアリングループ座席と音声ガイドラジオ貸出はメールまたはFAXによる事前予約制です。
また、聴覚・視覚障害の方で、字幕でご覧になる方やラジオとイヤホンを持参される方も、お席の予約をお勧めしますので、11月16日(木)14日(火)までにご連絡ください。席数や貸出ラジオ台数には限りがございます。お早めにお申し込みください。
※ヒアリングループご希望の方は磁気コイル付補聴器(“T”マーク付補聴器)をご持参ください。
メールおよびFAX予約方法
件名:字幕/ヒアリングループ/音声ガイド(いずれかをご記入ください)
記入事項:
①来場者全員のお名前(付添者は人数だけでも可)
②希望席数/ラジオ希望台数
③返信用連絡先(当日も連絡がとれる電話番号またはメールアドレス)
※日曜・月曜に予約申込された場合、予約受付の返信は後日お送りします。
※個人情報は上記の目的にのみ使用し、使用後は適切に破棄します。
申込期間:11月1日(水)―11月16日(木)14日(火) *定員に達し次第、締め切ります。
申込先:assist@nfaj.go.jp FAX: 03-3561-0830
協 力:株式会社KADOKAWA、Palabra株式会社、社会福祉法人聴力障害者情報文化センター
一般 | 高校・大学生・ 65歳以上 |
小・中学生 | 障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ | |
チケット料金 | 520円 | 310円 | 100円 | 無料 |
オンライン販売 | 各上映日の3日前正午から各上映回の開映15分前まで | |||
窓口販売(1F) | 各上映回の開映1時間前から5分前まで若干数販売(座席選択不可) |
電子チケット購入方法
1. 本ホームページの上映日時(チケット購入)からご覧になりたい上映日時の「チケット購入」ボタンを選択。
2. 座席と券種を選択。
3. メールアドレスやクレジットカードまたはd払いの情報等必要事項を入力。
4. 申込が完了しますと、3. で入力したメールアドレスにQRコード付きのチケットが届きます。
・etix.comからのメールを受信できるよう予め設定をお願いします。
・申込済みチケットの照会はこちらの「申込済みチケット照会」を選択ください。
・詳しい購入手順の説明はこちら(PDF)をご参照ください。
・チケット購入方法についての「よくあるご質問」はこちらをご覧ください。
・未就学児、優待の方は「障害者手帳をお持ちの方または付添者等券」をお求めください。
入場方法
・チケットのQRコードをスマホ画面、または印刷紙面でご提示ください。
・学生、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ、優待の方は証明できるものをご提示ください。ご提示のない方はご入場できません。
・料金区分の違うチケットでは入場できません。差額のお支払で観覧することはできません。
・各回の開映後の入場はできません。予告篇はございません。
・開場は開映30分前です。
ご注意ください!
・特集名、作品名は電子チケットに表示されませんので、お間違いないようご購入、ご提示ください。
・窓口でご購入いただける当日券は各回1名につき1枚のみです。
・チケットのオンライン完売情報は、公式チケットサイトにてご確認ください。