過去の上映
- 2022.1.4 - 2022.1.30
●上映の感染症予防の対策およびご来館の皆様へのお願いにつきましては、当該ページ「新型コロナウイルス感染症拡大防止策」をご覧ください。 - 上映企画
香港映画発展史探究
Exploring the History of Hong Kong Cinema
会 期 2022年1月4日(火)-1月30日(日)
会期中の休館日:月曜日
会 場 長瀬記念ホール OZU(2階)
定 員 310名(各回入替制・全席指定席)※12/15(水)更新
※ 新型コロナウイルス感染拡大などの状況により、変更が生じる可能性がございます。
随時、当館HPにて最新情報をご確認ください。
主 催 国立映画アーカイブ
特別協力 康樂及文化事務署香港電影資料館
(Special thanks to Hong Kong Film Archive, Leisure and Cultural Services Department)
協 力 福岡市総合図書館
・マスク着用のない方の入館をお断りします。
・来館者全員に検温を行います。37.5℃以上の方は入館をお断りいたします。
・各回の開映後の入場はできません。
・館内でのチケット販売・発券はございません。障害者(付添者は原則1名まで)、
国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ、未就学児、優待の方もチケットぴあにてお求めください。
概要
1970年代以降、ブルース・リー作品の大ヒットを皮切りに、香港映画は日本を含む世界中で多くのファンを獲得しました。しかしそれ以前の香港映画が日本で紹介される機会は、限られていたのが実情です。他の映画大国と同様に、香港映画も長くユニークな歴史をもっています。香港での映画製作が本格的に発展するのは、トーキーが到来し広東語(粤語)映画が出現した1930年代以降のことでした。1930-40年代には、2つの戦争(日中戦争、国共内戦)により、当時の中国映画の中心地・上海から多くの映画人が流入して北京語(国語)映画も多数製作されるようになり、中国語映画製作の大きな拠点として成長します。1950年代後半には、シンガポールで財を成した2つの大会社、国泰機構と邵氏兄弟有限公司がともに香港で“垂直統合”を成し遂げ、東南アジアの市場向けに北京語映画を多数製作して一時代を築きます。そして1970年代以降は、再び広東語映画が復権し、多くの娯楽映画や芸術的作品が、世界中で上映されるようになりました。香港映画のこうしたダイナミックで複雑な変遷は、20世紀の香港の地政学的なユニークさと不可分のものでした。
本企画は、戦前の社会派作品『女性の光』(1937)から1997年の中国への返還を題材に採った『花火降る夏』(1998)まで、香港電影資料館所蔵作品を中心に、各時代の代表作や復元作品を21プログラム(21作品)にまとめて上映する試みです。日本では未上映または上映機会の少ない粤劇(広東オペラ)の映画化や文芸映画、メロドラマ、また“香港ニューウェーブ”の知られざる作品など、香港映画を形作ってきた豊かな水脈を発見する機会になるでしょう。また、よく知られた人気作や名作も、そうした水脈に連なるものとして見えてくるのではないでしょうか。香港映画、また香港に関心を寄せる多くの方のご来場をお待ちしています。
巡回上映情報 *ラインナップなどの詳細は各館のHPをご覧ください。
福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ
会 期:2022年2月2日(水)-3月6日(日)
京都国立近代美術館 1階講堂
会 期:2022年2月26日(土)、27日(日)
(監)=監督・演出 (原)=原作・原案 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術 (音)=音楽 (出)=出演
■上映素材が映画保存機関所蔵の場合は、作品情報の横に略記しています。
HKFA=康樂及文化事務署香港電影資料館 NFAJ=国立映画アーカイブ FCFA=福岡市総合図書館
■すべての作品に日本語字幕が付いています。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
■特集には不完全な上映素材や状態の悪い上映素材が含まれていることがあります。
■本上映会でのチラシや字幕等における人名表記は、北京語読みについては平凡社が公開しているメディア向け中国語音節表記ガイドラインを、広東語読みについては専門家の意見を踏まえて当館で作成したものを基本としています(ただし既に日本で人口に膾炙していると思われる場合や、個々の作品での事情に応じて例外があります)。
上映作品詳細
2秘めたる想い長相思 An All-Consuming Love(101分・DCP・白黒)
- 2022年1月14日(金) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月23日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月27日(木) 6:15 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 北京語 Mandarin 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
抗日戦線で戦う夫からの便りを貧困に耐えながら待つ妻(周)と、夫の友人で彼女を支え続ける男(舒)を描くメロドラマ。国共内戦のため、多くの上海の映画人が香港に逃れてきたなかで作られた。妻を演じたのは上海映画の名作『街角の天使』(1937、袁牧之)などで知られる大スターの周璇で、本作で披露する「夜上海」や「花樣的年華」も大ヒット曲となった。撮影途中で監督の張石川が対日協力者として告発されたため、娘婿の何兆璋が継いで完成させた。
1女性の光女性之光 The Light of Women(84分・DCP・白黒)
- 2022年1月18日(火) 6:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月28日(金) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月30日(日) 1:00 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
兄から強いられた裕福な工場主との結婚を拒否した陸慕貞(李)は、別の男性と恋に落ちるも…。女性の自立をテーマとした物語で、男性の支配に抗い、女性のための職業訓練校を設立し、自由と平等を目指した女性を描く。監督の高梨痕は邵兄弟らと上海で1925年に天一影片公司(1937年に南洋影片公司と社名変更)を創設し、中国映画の初期から活躍した俳優兼社会派の監督。主演の李綺年は香港映画最初のスター女優と称される。
© Shaw Movie City Hong Kong Limited (邵氏影城香港有限公司) / Donor: Mr Jack Lee Fong of Palace Theatre, San Francisco, USA (美國三藩市華宮戲院方創傑先生)
3黄飛鴻正伝 鞭風滅燭 の巻[修復版]黃飛鴻正傳又名鞭風滅燭
The Story of Wong Fei-hung, Part I: Wong Fei-hung's Whip that Smacks the Candle(77分・DCP・白黒)
- 2022年1月8日(土) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月14日(金) 3:20 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月25日(火) 6:40 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese・中国語 Chinese・英語 English
新聞小説を原作に、実在した医師にして武術家の黄飛鴻を初映画化。トラブルに悩む町民を助けて黄飛鴻(關)が弟子の梁寬(曹)や鬼脚七(何)らとともに悪党を懲らしめるという物語に、武術家たちを配役して本格的な拳法を取り込み、クンフー映画の源流となった。胡鵬=關德興コンビによるシリーズ作は1967年まで59本続いたうえ、關は他監督作も含め黄飛鴻役を1980年代初頭まで演じ続け、香港随一のヒーローとして親しまれた。
⇩ 香港電影資料館のYouTubeチャンネルにて黄飛鴻シリーズの紹介がご覧になれます。
4寒い夜寒夜 It Was a Cold Winter Night(136分・DCP・白黒)
- 2022年1月12日(水) 2:20 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月18日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月22日(土) 5:40 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese・中国語 Chinese・英語 English
中国現代文学を代表する巴金の同名小説の映画化。出版社で働く汪(呉)は、妻(白)への愛と母親(黄)との絆の間で引き裂かれて葛藤する。1950-60年代に文芸メロドラマ路線を担った李晨風が、五四運動から抗日戦争へと続く激動の時代を生きる男の宿命を人物の感情に寄り添った画面構成で描いた広東語映画黄金時代の代表作。
5蝶影紅梨記 [修復版]蝶影紅梨記 Butterfly and Red Pear Blossom(145分・DCP・白黒)
- 2022年1月13日(木) 2:50 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月23日(日) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月25日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese・中国語 Chinese・英語 English
1950年代に粤劇(広東オペラ)と粤劇映画の最盛期を牽引した劇作家の唐滌生が、男役スター・任劍輝と相手役・白雪仙の人気コンビと組んだ代表作の一篇。宋代、詩を送りあって恋を育んだ書生(任)と芸妓(白)は一目会おうとするが…。的確なキャメラワークと編集を活かして演出した李鐵は、粤劇映画から現代劇まで幅広い作風で活躍した広東語映画の名匠。デジタル修復をIMAGICA Lab.が担当。
⇩ 香港電影資料館のYouTubeチャンネルにて本作の修復の様子がご覧になれます。
6野バラの恋野玫瑰之戀 The Wild, Wild Rose(134分・DCP・白黒)
- 2022年1月12日(水) 5:45 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月27日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月30日(日) 3:30 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 北京語 Mandarin 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
一世を風靡した歌う映画スター、葛蘭がファム・ファタール的なナイトクラブ歌手を演じた代表作。歌劇「カルメン」とドイツ映画『嘆きの天使』(1930、ジョセフ・フォン・スタンバーグ)を下敷きにアメリカ映画風のルックで描き、服部良一による華麗な歌曲も際立つ。王天林は広東語や厦門語などによる作品も手がけた娯楽映画の名手で、1970年代にTV界に転じて林嶺東や 杜琪峰など多くの後進を育て、実子の王晶も監督として活躍。
Courtesy from © Cathay-Keris Films Pte. Ltd.
7梁山伯 と祝英台 梁山伯與祝英台 The Love Eterne(126分・35mm・カラー)
- 2022年1月21日(金) 3:10 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月29日(土) 3:10 PM@長瀬記念ホール OZU
FCFA
言語 Language 北京語 Mandarin 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
学校に入るため男性になりすました祝英台(樂)は、梁山伯(凌)と出会い友情をはぐくむが、次第に彼に惹かれていく。中国の有名な民間説話を、歌曲を織り交ぜる黄梅調とよばれるスタイルで描き大ヒットを記録した作品。主役の2人をともに女性が演じている。撮影の西本正は新東宝出身で、60年代から香港で賀蘭山の名で多くの名作に貢献した。
© Licensed by Celestial Pictures Limited. All rights reserved.版櫂由天映娯楽有限公司全部擁有
9董 夫人董夫人 The Arch(96分・DCP・白黒)
- 2022年1月13日(木) 6:20 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月16日(日) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月28日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 北京語 Mandarin 字幕 Subtitles 日本語 Japanese・中国語 Chinese・英語 English
南カリフォルニア大学で映画製作を学び、“香港ニューウェーブ”の先駆とも評される女性監督・唐書璇の初監督作にして代表作。17世紀の中国西南部の村を舞台に、貞淑と恋情で板ばさみになる董夫人(盧)の苦悩を、繊細かつ大胆な心理描写によって描き、国際的にも高く評価された。プロデュースも自ら行った唐は、資金不足による度重なる撮影中断を乗り超えて完成させた。サタジット・レイ作品の名キャメラマン、S・ミットラが屋内場面を撮影。
上映後トークのお知らせ
1月16日(日)『董夫人』上映後
ゲスト: 韓燕麗(東京大学教授、映画研究者)
*トークは30分を予定。
*トークイベントからの参加はできません。
8英雄本色英雄本色 The Story of a Discharged Prisoner(124分・DCP・白黒)
- 2022年1月9日(日) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月14日(金) 5:50 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月26日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese・中国語 Chinese・英語 English
金庫破りの罪での服役を終えた李卓雄(謝)は、黒社会のボス(石)からの誘いを拒むが、弟(王)が悪の道に引き込まれ…。社会派リアリズム映画を得意とする龍剛が、元受刑者の更生をテーマに取り上げた。犯罪アクション映画としての見応えとともに、社会復帰を支援する機関も描き、社会的弱者の捉え方も興味深い。後に大幅なアレンジを加えリメイクされた作品が『男たちの挽歌』(1986)である。
上映後トークのお知らせ
1月9日(日)『英雄本色』上映後
ゲスト: 宇田川幸洋(映画批評家)
*トークは30分を予定。
*トークイベントからの参加はできません。
10最後のブルース・リー ドラゴンへの道猛龍過江 The Way of the Dragon(99分・35mm・カラー)
- 2022年1月21日(金) 6:20 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月29日(土) 12:00 PM@長瀬記念ホール OZU
FCFA
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
李小龍の初監督作。地元のギャングに嫌がらせを受けるローマの中華レストランに香港から田舎者のタン・ロン(李)が助っ人としてやってくる。『ドラゴン危機一発』(1971、羅維)で香港映画界に復帰した李小龍は、その筋肉質な肉体とアクロバティックな動きをもって階級、民族、人種のヒエラルキーに抗う弱者の代弁者となり、世界中を熱狂させた。1975年日本公開。
上映後トークのお知らせ
1月29日(土)『最後のブルース・リー ドラゴンへの道』上映後
ゲスト: 松本圭二(福岡市総合図書館文学・映像課 映像管理員)
*トークは30分を予定。
*トークイベントからの参加はできません。
11ブラッド・ブラザース 刺馬刺馬 The Blood Brothers(118分・DCP・カラー)
- 2022年1月7日(金) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月15日(土) 6:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月19日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
言語 Language 北京語 Mandarin 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
胡金銓とともに武俠映画を改革した巨匠・張徹は、それ以前の香港映画にはなかった力強いヒーロー像を確立し、本作で助監督に就いた呉宇森をはじめ、後進映画人に多大な影響を与えた。清朝末期に実際に起きた総督刺殺事件を題材に、男たちの裏切りと復讐を描く。日本人撮影監督・宮木幸雄は中国名・龔慕鐸として、多くの張徹作品でダイナミックな画面を創造した。
© Licensed by Celestial Pictures Limited. All rights reserved.版櫂由天映娯楽有限公司全部擁有
12忠烈図[4K修復版]忠烈圖 The Valiant Ones(107分・DCP・カラー)
- 2022年1月7日(金) 6:10 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月16日(日) 4:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月20日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 北京語 Mandarin 字幕 Subtitles 日本語 Japanese・中国語 Chinese・英語 English
大胆なアクション演出で武俠映画の頂点を極め、世界的に高い評価を受ける胡金銓の代表作。7人の精鋭たちが、多勢の「倭寇」を相手に策略や裏切りの心理戦と、激しい戦闘を繰り広げる。若き日の洪金寶(クレジットでは朱元龍)が武術指導を担うとともに、「倭寇」のリーダー役で出演。生前に監督から香港電影資料館に寄贈されたオリジナルネガなどをもとに、2021年に新たに作製された4Kデジタル修復版を日本初上映する。
© King Hu Foundation USA (美國胡金銓基金會)
⇩ 香港電影資料館のYouTubeチャンネルにて本作の修復の様子と出演者のインタビューがご覧になれます。
14跳灰 ジャンピング・アッシュ跳灰 Jumping Ash(85分・デジタルベータカム・カラー)
- 2022年1月20日(木) 6:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月22日(土) 3:10 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月26日(水) 6:30 PM@長瀬記念ホール OZU
HKFA
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese・中国語 Chinese・英語 English
『風の輝く朝に』(1984)で知られる梁普智の監督デビュー作で、犯罪や捜査のリアルな描写やロケ撮影の多用、素早い編集など、従来の香港映画にはなかった革新的な映像によって、“香港ニューウェーブ”の幕開けを高らかに告げた。製作した繽繽影業は、広東語映画のスター・蕭芳芳が設立したプロダクションで、蕭は共同監督、脚本も担当し、主人公の刑事(嘉)の恋人役で出演もしている。タイトルの「跳灰」はコカインを示す隠語。
*上映素材は、香港電影資料館が所蔵する貴重なデジタルベータカム(SD画質)となります。
13Mr.Boo ! ミスター・ブー半斤八両 The Private Eyes(99分・35mm・カラー)
- 2022年1月5日(水) 6:20 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月15日(土) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
NFAJ
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
嘉禾電影有限公司で製作されたホイ3兄弟の一連のドタバタ・コメディは香港で大ヒットを記録し、広東語現代劇が再興するきっかけとなった。長兄である許冠文は、TVの人気司会者から映画界に入り、矢継ぎ早に繰り出すギャグやパロディを通して香港庶民の喜怒哀楽を描き続けた。香港公開オリジナル版にはない、洪金寶出演場面を含んだ、1979年日本公開時の字幕版による上映。
15父子情父子情 Father and Son(96分・35mm・カラー)
- 2022年1月21日(金) 12:30 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月29日(土) 6:20 PM@長瀬記念ホール OZU
FCFA
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
“香港ニューウェーブ”の方育平の監督デビュー作にして、第1回香港電影金像奨で作品賞、監督賞を受賞するなど高い評価を受けた家族劇。恵まれない境遇ゆえにあらゆる手を尽くして息子を大学に入れようとする父親(石)とそんな父親の抑圧から逃れようとする長男(鄭/少年期は李)の姿を通して、家族の心の機微を見つめる。
16ポリス・ストーリー 香港国際警察警察故事 Police Story(104分・35mm・カラー)
- 2022年1月6日(木) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月11日(火) 6:10 PM@長瀬記念ホール OZU
NFAJ
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
不本意な出来に終わったハリウッドでの主演作『プロテクター』(1985、ジェームズ・グリッケンハウス)の雪辱を果たすべく成龍が監督、主演を手がけた刑事アクションで、シリーズ化されるなど彼の代表作となった。バラックをなぎ倒して疾走するカーチェイス、走行するバスを利用したスタントシーン、ガラスにこだわったショッピングモールでの肉弾戦など、成龍全盛期の驚異的なアクションに瞠目させられる。オープニングやエンド場面等、他のバージョンにはない独自の場面を含んだ、1985年日本公開時の字幕版による上映。
17霊幻道士殭屍先生 Mr. Vampire(97分・35mm・カラー)
- 2022年1月4日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月15日(土) 3:10 PM@長瀬記念ホール OZU
NFAJ
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
『妖術秘伝・鬼打鬼』(1980)などクンフー映画と怪奇映画を融合させた路線を模索していた洪金寶が製作を手がけたアクション・ホラー・コメディ。中国に古来より伝わる殭屍をモンスターに見立て、秘術を駆使してその脅威に立ち向かう道士(林)の活躍を描く。亜流作品を数多く生み出し、日本でもキョンシーブームが巻き起こるきっかけとなった。エンド・クレジットで楽曲『CHINA』(作曲:高中正義、コーラス:松任谷由美、矢野顕子)が流れる、1987年日本公開時の字幕版による上映。
18北京オペラブルース刀馬旦 Peking Opera Blues(105分・35mm・カラー)
- 2022年1月22日(土) 12:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月28日(金) 6:10 PM@長瀬記念ホール OZU
FCFA
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
辛亥革命直後の1913年の北京、出自も理想も異なる3人の女性が国の命運がかかった秘密文書を盗み出すための作戦に出る。歴史的背景のなかに虚構を織り交ぜ、華麗なアクションと京劇の華やかな舞台で魅せるロマンチック冒険活劇。1980年代に華開いた3人の女優が集結して野心的なヒロインを演じるが、なかでも男装の麗人に扮した林靑霞が凛々しい美しさを放つ。
19男たちの挽歌[4K修復版]英雄本色 A Better Tomorrow(96分・DCP・カラー)
- 2022年1月6日(木) 6:20 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月9日(日) 4:20 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月19日(水) 6:20 PM@長瀬記念ホール OZU
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
組織の顔役・ホー(狄)は弟(張)のために足を洗おうとするも、陰謀に巻き込まれ、兄弟の絆も引き裂かれる。龍剛の同原題作品のリメイクだが、呉宇森は自身の憧れのアクションスターの要素を取り入れてマーク(周)という人物を創造し、スローモーションなどを駆使して今でも語り継がれる数々の名場面を残した。呉宇森と周潤發の名を世界に知らしめるとともに、“香港ノワール” と称される流れの発端となった記念碑的な作品。1987年日本公開。2015年に4K修復された版を日本初上映する。
20ワンス・アポン・ア・タイム 天地大乱黃飛鴻之二男兒當自強 Once Upon a Time in China II(108分・35mm・カラー)
- 2022年1月4日(火) 6:10 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月8日(土) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
NFAJ
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
李連杰が実在の武術家・黄飛鴻に扮したシリーズ第2作。清朝末期を舞台に、孫文率いる革命派の動向など、異文化の複合と衝突のなかで揺れ動く中国の近代史を一大娯楽活劇に仕立てた徐克の力量が光る。李と甄子丹の超人的な体技とワイヤーワークを融合させたアクションの視覚的完成度においても一つの到達点を示した作品。1993年日本公開。なお、ソフト化の際にはシリーズタイトルが「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」に改題された。
21花火降る夏去年煙花特別多 The Longest Summer(129分・35mm・カラー)
- 2022年1月5日(水) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月8日(土) 5:50 PM@長瀬記念ホール OZU
- 2022年1月11日(火) 3:00 PM@長瀬記念ホール OZU
NFAJ
言語 Language 広東語 Cantonese 字幕 Subtitles 日本語 Japanese
『メイド・イン・ホンコン』(1997)に続く陳果の“返還3部作”の2作目。中国返還を前にした香港住民の不安と焦燥を、青を基調とした冷たく荒涼とした映像のなかに描き出す。英国軍解体により職を失いヤクザとなったガーイン(何)は、同じくヤクザの弟・ガーシュン(李)や元部下たちと銀行強盗を企てるが…。前作に続き劉徳華が製作総指揮にあたり、主題歌も歌っている。2000年日本公開。
■チケットはチケットぴあでのみ発売します。館内でのチケット販売・発券はありません。
■各回の開映後の入場はできません。
■最新の完売情報は、チケットぴあのページをご覧ください。当館HPは情報の更新にタイムラグがございます。
2022年1月4日(火)
11:00 AM 開館
2022年1月5日(水)
11:00 AM 開館
2022年1月6日(木)
11:00 AM 開館
2022年1月7日(金)
11:00 AM 開館
2022年1月8日(土)
11:00 AM 開館
2022年1月9日(日)
11:00 AM 開館
2022年1月11日(火)
11:00 AM 開館
2022年1月12日(水)
11:00 AM 開館
2022年1月13日(木)
11:00 AM 開館
2022年1月14日(金)
11:00 AM 開館
2022年1月15日(土)
11:00 AM 開館
2022年1月16日(日)
11:00 AM 開館
2022年1月18日(火)
11:00 AM 開館
2022年1月19日(水)
11:00 AM 開館
2022年1月20日(木)
11:00 AM 開館
2022年1月21日(金)
11:00 AM 開館
2022年1月22日(土)
11:00 AM 開館
2022年1月23日(日)
11:00 AM 開館
2022年1月25日(火)
11:00 AM 開館
2022年1月26日(水)
11:00 AM 開館
2022年1月27日(木)
11:00 AM 開館
2022年1月28日(金)
11:00 AM 開館
2022年1月29日(土)
11:00 AM 開館
2022年1月30日(日)
11:00 AM 開館
1月9日(日)『英雄本色』上映後
ゲスト 宇田川幸洋(映画批評家)
1月16日(日)『董夫人』上映後
ゲスト 韓燕麗(東京大学教授、映画研究者)
1月29日(土)『最後のブルース・リー ドラゴンへの道』上映後
ゲスト 松本圭二(福岡市総合図書館文学・映像課 映像管理員)
*トークは30分を予定。
*トークイベントからの参加はできません。
英雄本色
(1967、龍剛)
董夫人
(1970、唐書璇)
最後のブルース・リー ドラゴンへの道
(1972、李小龍)
© 2017 CJ E&M CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
チケットは前売指定席券のみ販売
12月27日(月)以降、毎週火曜日10:00amより、チケットぴあにて翌週(火~日)上映回の前売指定席券を(310席・全席指定席)を販売します(初週のみ月曜日の12月27日に発売)。
[Pコード:551-747]
館内でのチケット販売・発券はありません。
障害者(付添者は原則1名まで)・国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ・未就学児・優待の方もチケットぴあにてお求めください。
料金 *別途手数料がかかります。
一般:520円/高校・大学生・65歳以上:310円/小・中学生:100円
/障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ・未就学児・優待:無料(*別途手数料がかかります)
・未就学児、優待の方は「障害者または付添者等」券をお求めください。
・料金区分の違う前売指定席券では入場できません。差額のお支払いで観覧することはできません。
・学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズ、優待の方は証明できるものをご提示ください。ご提示のない方は入場できません。
・原則払い戻しはいたしません。ただし、感染症の状況に応じて変更することがございます。その場合は、HPにて発表いたします。
下記に該当する方は購入をお控え願います。
新型コロナウイルス感染症について
・陽性判定、あるいは医師に自宅待機指示を受けている方
・検査結果待ち、あるいは体調不良の諸症状がある方
・ご自身の身近に感染の疑いがある方
・過去14日間以内に、陽性の方と濃厚接触がある方、感染が拡大している国・地域への訪問歴がある方
前売指定席券の購入方法
セブン-イレブン(店頭のマルチコピー機)で購入
各回の上映1時間前まで
受付電話(0570-02-9999)で購入
各回の4日前11:59pmまで
12月31日(金)をもちまして電話予約サービスは終了となります。
チケットぴあのサイトで購入(https://w.pia.jp/t/hongkong-nfaj/)
購入時期によってご利用可能な決済方法が異なります。上映当日はクレジットカードまたはちょコム決済で各回の上映1時間前まで購入可能です。
決済方法によって1件につき決済手数料がかかる場合があります。
購入方法別の手数料一覧はこちらをご覧ください。
・料金に加え、1枚につき発券手数料110円がかかります。
・必ず紙のチケットを発券してからご来館ください。
・購入サイトは準備でき次第アップされますが、ご利用は12月27日(月)10:00amからです。
・受付電話およびチケットぴあのサイトは毎週火・水2:30am ~ 5:30amはシステムメンテナンスのため受付休止となります。
・セブン-イレブンおよび受付電話での購入では座席選択ができません。全体的に散らばるよう自動で割り振られます。
・手数料等の詳細や購入方法に関する最新情報については、チケットぴあのサイトhttps://t.pia.jp/をご覧ください。
・本前売指定席券購入に、システム利用料はかかりません。
入場方法
・前売指定席券は来館前に必ず発券をお願いします。
・開場は開映30分前です。
・各回の開映後の入場はできません。
マスク着用のない方の入館をお断りします。
当館の新型コロナウイルス感染症拡大防止策
・来館者全員への検温を実施。
・館内各所に手指用消毒液を設置。
・清掃・消毒を強化。
・ホール内の換気を強化。
・スタッフはマスク・手袋等を着用して対応。
・受付などの対面場所に飛沫ガードを設置。
ご来館の皆様へのお願い
・発熱や風邪などの症状がある方は、来館をお控えください。
・咳エチケットにご協力ください。
・館内で体調を崩された場合は、スタッフにお知らせください。
・こまめな手洗いや手指の消毒にご協力ください。
・入退場やご観覧の際は、互いに適切な距離を保つようお願いいたします。
・ロビー等での飲食は、蓋の閉まる飲み物以外は禁止にさせていただきます。
・感染発生時の入館者追跡のため、ご自身で入館日時の記録をお願いいたします。
上映以外に関する当館の対策およびお願いにつきましては、こちらをご覧ください。