過去のイベント
- 2024.7.26 - 7.27, 8.2 - 8.3
- 子ども向け鑑賞プログラム
こども映画館 2024年の夏休み★
Kids’ Cinema: The Summer Vacation of 2024 ※事前申込制
開催日:7月26日(金)、7月27日(土)、8月2日(金)、8月3日(土)
時間:各日14時00分スタート!(13時30分開場)
会場:国立映画アーカイブ 小ホール(地下1階)
定員:各回151名(全席自由) ※定員に達し次第、しめきります
料金:中学生以下 無料/一般520円/高校生・大学生・65歳以上 310円
※高校生・大学生・65歳以上の方は、当日証明できるものを必ずご提示ください。
※障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)は無料です。当日証明できるものを必ずご提示ください。
★全プログラム事前申込制です。(申込フォームのみ)
お申し込み方法詳細はこちらのページから。
「こども映画館 2024年の夏休み★」は、子ども達が芸術に触れる機会の拡大を目指す国立美術館全体の取り組みである「Connecting Children with Museums」のひとつで、Adobe Foundationのご支援のもと実施されています。
Connecting Children with Museums initiative is supported by the Adobe Foundation.
「Connecting Children with Museums」のその他の取り組みについては、こちらからご覧いただけます。
アニメーションの表現 ―素材と音楽―
■07.26[金]14:00-15:30
『ペンギンぼうや ルルとキキ』
日本の代表的なアニメーション作家と作曲家によるさまざまなアニメーションの表現を楽しもう! ミュージカル調のセルアニメーションから、人形アニメーション、色彩と図形のリズムを味わう実験的な作品もあるよ。
企画展「日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち」とあわせてお楽しみください。
『団子兵衛捕物帖 開けーごまの巻[『四十人の盗賊』改題再編集版]』(1952年)
〇日本/監督: 大藤信郎、音楽:紙恭輔/10分/白黒
『ペンギンぼうや ルルとキキ』(1958年)
〇日本/監督: 持永只仁、音楽:林光/16分/白黒
『月夜とめがね』(1966年)
〇日本/監督: 島村達雄、音楽:一柳慧/8分/カラー
『みにくいあひるの子』(1968年)
〇日本/監督: 渡辺和彦、音楽:斎藤高順/20分/カラー
上映後企画「みんなでやってみよう――感想を話し合ってみよう」(20分)
一緒に見た人たちと、いろんな見方を共有し、理解を深めます。
ファシリテーター:舟之川聖子
インチキな大人のいいなりにはならないよ!
■07.27[土]14:00-15:45
『ぼくらの七日間戦争』※カラー作品です
監督は菅原比呂志。原作小説は今年4月に亡くなった宗田理の作品で、発売から39年が経った今もアニメ映画や舞台化されているベストセラー。本篇では先生や親など大人への反発と自立へと歩き出す中学生の姿が生き生きと描かれています。
『ぼくらの七日間戦争』(1988年)
〇日本/監督:菅原比呂志/94分/カラー
厳しい規律の中学校で、校則に反発して廃工場に立てこもった生徒を先生や親たちは連れ戻そうとするが、生徒たちは奇想天外ないたずらで迎え撃つ! さてこの勝負、どちらが勝つか?
働くってなに?大都会を舞台にしたお仕事コメディ。[活弁と生演奏]
■08.02[金]14:00-15:40
『トルブナヤ通りの家』
※定員に達したため、キャンセル待ちでのご案内となります。
大都会にやってきた19歳のパラーニャは、家政婦として目も回るような大忙しの日々。ある日、誘われて労働組合に入ったことで、雇い主から嫌がらせされてしまう。現代社会をユーモアたっぷり、軽快に風刺したサイレント映画を活弁・演奏付きでお楽しみください。
『トルブナヤ通りの家』(1928年)
〇ソ連/監督:ボリス・バルネット/87分/白黒/原題:Дом на Трубной
パラーニャはおじさんに会うため街にやってきた。だけど、おじさんはどこにもいなくて、住む家もない。車や路面電車がびゅんびゅん走る大都会で、ひとりぼっちの大ピンチ。
弁士:山内菜々子
伴奏:丹原要
アメリカ西部の大自然と西部劇ならではのアクションを楽しもう![活弁と生演奏]
■08.03[土]14:00-16:10
『幌馬車』
※定員に達したため、キャンセル待ちでのご案内となります。
新天地をもとめて、幌馬車でアメリカの大地を進む人々。地平線の彼方まで伸びる隊列に驚かされるアメリカ西部劇の超大作。恋愛あり、友情あり、アクションありの西部劇の王道を活弁・演奏付きでお送りします。
『幌馬車』(1923年)
〇アメリカ/監督:ジェームズ・クルーズ/99分/白黒/原題:The Covered Wagon
※英語字幕のみですが、弁士の説明でお楽しみいただけます。
新天地を目指して、馬や牛と一緒に長い旅をする人々。仲間割れや灼熱の砂漠など一難去ってまた一難の旅。しかも、目の前には大きな川が! 馬や牛と一緒にどうやって渡ろう?
弁士:尾田直彪
伴奏:坂本真理
上映後企画「みんなでやってみよう――弁士をしてみよう」(20分)
登場人物や動物たちになりきって、みんなでセリフをつけてみよう!
ファシリテーター:舟之川聖子
※各プログラムの終了時刻は目安です。
申込(申込フォームのみ)
申込方法
下記の申込フォームからお申込ください。受付票をメールにてお送りします。各回、定員(151名)に達し次第しめきります。
7/26(金)「アニメーション短篇集」お申込
7/27(土) 『ぼくらの七日間戦争』お申込
8/2(金)『トルブナヤ通りの家』お申込
8/3(土)『幌馬車』お申込
※パソコン・携帯でのドメイン設定で@nfaj.go.jpを受信可能にして頂きますようお願いいたします。
※7/11(木) AM 0:00~3:00 の間で5分程度、メンテナンスのためご利用できない時間がございます。
内容に関してのお問い合わせ:03-3561-0823(こども映画館係)
★こども(中学生以下)の引率・付添ではない高校生以上の方のお申込はお断りしております。
★観覧券の発券・入場は、開映の30分前から、受付票の受付番号順に行います。受付票の提示がない場合はご入場いただけませんのでご注意ください。
★お申込時にご入力いただいた個人情報は、「こども映画館」に関するご案内のみに利用し、第三者への提供は行いません。
★ご参加の方は、終了後に展示室を無料でご覧いただけます。
★7月26日、8月3日は広報動画・写真の撮影を行います
活弁・演奏付き上映について 8月2日(金)、8月3日(土)は活弁・演奏付きで無声映画が観られるよ
山内菜々子
尾田直彪
弁士
山内菜々子 ※2日
栃木県出身。2010年澤登翠に入門。2013年「第659回無声映画鑑賞会」で弁士デビュー後、無声映画鑑賞会をはじめ、地元の「那須温泉映画祭」など出演多数。2021年度には集英社少女漫画アプリ「マンガMee」にて連載された『RAY-麗-大正キネマ物語』(作:ナスノ マユカ)の監修協力を務めた。
尾田直彪 ※3日
2000年、熊本県生まれ。澤登翠の活弁に魅了され、弁士を志す。2021年10月、都内で60年以上続く上映会「無声映画鑑賞会」でデビュー。以降、同会や「カツベン映画祭」等の都内上映会、地元九州での公演にも出演。現在唯一の20代・最も若い活動弁士として活躍している。澤登翠門下。
丹原要
坂本真理
演奏
丹原要(電子ピアノ) ※2日
ピアノやリトミックの指導を行う傍ら、「ことば・身体運動・音楽」が融合した舞台を作るべく活動を続けている。初めて伴奏した無声映画は「幕間」。無声映画の世界で徐々に活動の幅を拡げている。リトミックの創始者であるダルクローズの作品を研究し、共著した楽譜がカワイ出版から発刊されている。
坂本真理(シンセサイザー) ※3日
国立音楽大学教育音楽科リトミック専攻卒業。東京・国分寺市むらさき幼稚園園長を経て、2016年「むらさきmusicラボ」を設立。同年、「月世界旅行」をシンセサイザー弾き語りにて無声映画デビュー。パーカッション演奏や楽器づくり講座、書物の監修にも携わっている。
活弁とは?
無声映画の時代に日本の映画館で行われていた、弁士による映画説明のことです。当時はそれぞれの劇場が弁士を雇い、その評判によって映画館の人気が左右されるほど大切な役割を担っていました。
7月26日(金)と8月3日(土)上映後にはこども参加型企画も開催!
7月26日「感想を話し合ってみよう」
一緒に見た人たちと、いろんな見方を共有し、理解を深めます。
8月3日「弁士をしてみよう」
登場人物や動物たちになりきって、みんなでセリフをつけてみよう!
ファシリテーター
舟之川聖子
鑑賞対話ファシリテーター。映画、本、舞台、展覧会など、作品鑑賞を通じた学びの場の企画やコーディネーションを担う。ワークショップ [映画を観て語り合う時間のススメ](金沢21世紀美術館, 2021年)他多数。
↑「感想を話し合ってみよう」「弁士をしてみよう」を中心に本上映会について当館研究員が中央エフエム Hello!RADIO CITYにて紹介しています。(NFAJ Youtubeチャンネル)
こども映画館とは?
保護者・指導教員・引率者の皆様へ
「こども映画館」は、中学生以下を対象とした国立映画アーカイブの映画イベントで、夏休みの期間に開催します。「こども映画館」は次のような目的で企画されています。
- 映画という偉大な文化芸術遺産の素晴らしさ、楽しさを知ってもらう。
- テレビ等の家庭内視聴では得られない、大きなスクリーンによる本物の映画(フィルム)を楽しむ機会を提供する。
- 優れた映画作品の鑑賞を通して、豊かな情操と高い映像理解能力(リテラシー)を育む。