過去の上映

国立映画アーカイブ開館記念
生誕100年 映画美術監督 木村威夫

Inaugurating NFAJ:
Art Director Takeo Kimura at His Centenary [screening]


13 紅の流れ星

日活アクション初期の名作『赤い波止場』(1958)を舛田利雄監督自らリメイクし、木村も前作に続いて参加した。東京で事件を起こして神戸の組織にかくまわれている五郎(渡)は、行方不明の婚約者を探しに来た啓子(浅丘)と出会うが、次第に組織から疎まれるようになり、警察にも追い詰められてゆく。ゴダールの『勝手にしやがれ』(1960)を彷彿とさせる本作は、虚無的な雰囲気を漂わせる作品となった。

※本編はカラーです。

上映時間:97分,フィルム情報:35mm・カラー,製作年:1,967,製作会社:日活,美術・舞台設計:木村威夫,監督・脚本:舛田利雄,脚本・脚色:池上金男,撮影:高村倉太郎,音楽:鏑木創,出演:渡哲也、浅丘ルリ子、杉良太郎、奥村チヨ、松尾嘉代、谷村昌彦、山田真二、藤竜也、深江章喜、宍戸錠