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平成22年度プログラムリスト
(全25番組、100作品)

Aプログラム → 詳細はこちら


日本映画を代表する溝口健二監督が、1950年代に世界の映画祭で絶賛を博した時代ものの名作を紹介いたします。

西鶴一代女(1952年・溝口健二・新東宝=児井プロ・137分)
 出演=田中絹代、三船敏郎、宇野重吉
雨月物語(1953年・溝口健二・大映・97分)
 出演=京マチ子、田中絹代、森雅之
山椒大夫(1954年・溝口健二・大映・124分)
 出演=田中絹代、香川京子、花柳喜章
近松物語(1954年・溝口健二・大映・103分)
 出演=長谷川一夫、香川京子、南田洋子

Bプログラム → 詳細はこちら


今や世界の映画史に大書される巨匠となった小津安二郎監督が、親と子の関係を静かに見つめた珠玉の作品を紹介いたします。

麦秋(1951年・小津安二郎・松竹・125分)
 出演=原節子、笠智衆、杉村春子
東京物語(1953年・小津安二郎・松竹・136分)
 出演=原節子、笠智衆、東山千栄子
彼岸花(1958年・小津安二郎・松竹・118分)
 出演=佐分利信、有馬稲子、山本富士子
秋刀魚の味(1962年・小津安二郎・松竹・113分)
 出演=岩下志麻、笠智衆、岡田茉莉子

Cプログラム → 詳細はこちら


男女の心のあやや生きることのはかなさを、冷徹な視線で描写し、確固たる作風を築いた成瀬巳喜男監督の戦後代表作を、遺作を含めて紹介いたします。

めし(1951年・成瀬巳喜男・東宝・97分)
 出演=上原謙、原節子、島崎雪子
おかあさん(1952年・成瀬巳喜男・新東宝・98分)
 出演=田中絹代、香川京子、岡田英次
浮雲(1955年・成瀬巳喜男・東宝・123分)
 出演=高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子
乱れ雲(1967年・成瀬巳喜男・東宝・108分)
 出演=加山雄三、司葉子、森光子

Dプログラム → 詳細はこちら


近代日本の光と影を情感ゆたかなリアリズムで描いた今井正――その多彩な作品群から大ヒット作や社会派ドラマを紹介いたします。

青い山脈(1949年・今井正・藤本プロ=東宝・172分)
 出演=原節子、杉葉子、池部良
また逢う日まで(1950年・今井正・東宝・109分)
 出演=岡田英次、久我美子、滝沢修
真昼の暗黒(1956年・今井正・現代プロ・124分)
 出演=草薙幸次郎、松山照夫、左幸子
純愛物語(1957年・今井正・東映・130分)
 出演=江原真二郎、中原ひとみ、岡田英次

Eプログラム → 詳細はこちら


叙情的な作風で多くの観客を魅了した木下恵介監督の作品から、戦後日本映画の代名詞とも言える珠玉の作品を紹介いたします。

カルメン故郷に帰る(1951年・木下恵介・松竹・86分)
 出演=高峰秀子、小林トシ子、佐田啓二
二十四の瞳(1954年・木下恵介・松竹・155分)
 出演=高峰秀子、月丘夢路、田村高廣
野菊の如き君なりき(1957年・木下恵介・松竹・92分)
 出演=有田紀子、田中晋二、田村高廣
喜びも悲しみも幾年月(1957年・木下恵介・松竹・159分)
 出演=高峰秀子、佐田啓二、中村賀津雄

Fプログラム → 詳細はこちら


才気あふれる作風で日本映画の刷新を試み続けた市川崑――小説の映画化として評価の高い作品に、国民的論議を巻き起こした記録映画を加えた4作品を紹介いたします。

野火(1959年・市川崑・大映・104分)
 出演=船越英二、滝沢修、ミッキー・カーチス
ぼんち(1960年・市川崑・大映・104分)
 出演=市川雷蔵、京マチ子、若尾文子
おとうと(1960年・市川崑・大映・98分)
 出演=岸恵子、川口浩、森雅之
東京オリンピック(1965年・市川崑・東京オリンピック映画協会=東宝・169分)
 記録映画

Gプログラム → 詳細はこちら


日本映画に類稀なる光彩を与えた鬼才・川島雄三と戦中派の屈折を風刺と活劇に昇華させた異才・岡本喜八――現在も若い映画人に影響を与え続ける二人の監督の作品を紹介いたします。

幕末太陽伝(1957年・川島雄三・日活・110分)
 出演=フランキー堺、左幸子、石原裕次郎
雁の寺(1962年・川島雄三・大映・98分)
 出演=若尾文子、三島雅夫、高見国一
独立愚連隊(1959年・岡本喜八・東宝・108分)
 出演=佐藤允、雪村いずみ、中丸忠雄
肉弾(1968年・岡本喜八・「肉弾」を作る会=ATG・116分)
 出演=寺田農、大谷直子、笠智衆

Hプログラム → 詳細はこちら


1950年後半より登場した若き映画監督たち──人間の意志と情熱をストレートに描き出し、今でもそのみずみずしい感性と獰猛なバイタリティで観客を魅了する作品群を紹介いたします。

くちづけ(1957年・増村保造・大映・73分)
 出演=川口浩、野添ひとみ、三益愛子
青春残酷物語(1960年・大島渚・松竹・96分)
 出演=桑野みゆき、川津祐介、久我美子
にっぽん昆虫記(1963年・今村昌平・日活・123分)
 出演=左幸子、吉村実子、露口茂
心中天網島(1969年・篠田正浩・表現社=ATG・103分)
 出演=中村吉右衛門、岩下志麻、滝田裕介

Iプログラム → 詳細はこちら


1980年代以降、主に独立プロダクションを舞台に、日本映画の顔として活躍してきた監督たちの意欲作を紹介いたします。

遠雷(1981年・根岸吉太郎・にっかつ撮影所他・135分)
 出演=永島敏行、ジョニー大倉、石田えり
ロックよ、静かに流れよ(1988年・長崎俊一・東宝他・100分)
 出演=岡本健一、高橋一也、前田耕陽
櫻の園(1990年・中原俊・ニューセンチュリープロデューサーズ=サントリー・100分)
 出演=中島ひろ子、つみきみほ、白島靖代
お引越し(1993年・相米慎二・讀賣テレビ放送・124分)
 出演=田畑智子、中井貴一、桜田淳子

Jプログラム → 詳細はこちら


小津安二郎と原節子、成瀬巳喜男と高峰秀子、浦山桐郎と吉永小百合、増村保造と若尾文子――監督と女優との宿命的な出会いによって生み出された名作を紹介いたします。

晩春(1949年・小津安二郎・松竹・108分)
 出演=笠置衆、原節子、杉村春子
稲妻(1952年・成瀬巳喜男・大映・87分)
 出演=高峰秀子、三浦光子、香川京子
キューポラのある街(1962年・浦山桐郎・日活・99分)
 出演=吉永小百合、浜田光夫、東野英治郎
華岡青洲の妻(1967年・増村保造・大映・99分)
 出演=若尾文子、高峰秀子、市川雷蔵

Kプログラム → 詳細はこちら


山本富士子、吉永小百合、佐久間良子、岩下志麻──今や大女優となった彼女たちの若き姿を、文芸ものや時代ものを通して紹介いたします。

夜の河(1956年・吉村公三郎・大映・104分)
 出演=山本富士子、上原謙、川崎敬三
伊豆の踊子(1963年・西河克己・日活・87分)
 出演=吉永小百合、高橋英樹、大坂志郎
五番町夕霧楼(1963年・田坂具隆・東映・137分)
 出演=佐久間良子、河原崎長一郎、木暮実千代
五瓣の椿(1964年・野村芳太郎・松竹・163分)
 出演=岩下志麻、田村高広、伊藤雄之助

Lプログラム → 詳細はこちら


山口百恵、松田聖子、原田知世、宮沢りえ――時代を彩るアイドルたちのみずみずしい魅力にあふれる作品を紹介いたします。

伊豆の踊子(1974年・西河克己・東宝・82分)
 出演=山口百恵、三浦友和、中山仁
野菊の墓(1981年・澤井信一郎・東映・91分)
 出演=松田聖子、桑原正、村井国男
時をかける少女(1983年・大林宣彦・角川春樹事務所・104分)
 出演=原田知世、尾美としのり、高柳良一
ぼくらの七日間戦争(1988年・菅原比呂志・角川書店・94分)
 出演=宮沢りえ、五十嵐美穂、安孫子理香

Mプログラム → 詳細はこちら


池部良、石原裕次郎、勝新太郎、田宮二郎、そして長谷川一夫──個性豊かな男優たちの魅力があふれる作品を紹介いたします。

暁の脱走(1950年・谷口千吉・新東宝・110分)
 出演=池部良、山口淑子、小沢栄
嵐を呼ぶ男(1957年・井上梅次・日活・101分)
 出演=石原裕次郎、北原三枝、金子信雄
悪名(1961年・田中徳三・大映・94分)
 出演=勝新太郎、田宮二郎、中村玉緒
雪之丞変化(1963年・市川崑・大映・113分)
 出演=長谷川一夫、市川雷蔵、山本富士子、若尾文子

Nプログラム → 詳細はこちら


市川雷蔵と中村錦之助――多くの映画ファンを魅了し一世を風靡した二大スターの作品を紹介いたします。

弁天小僧(1958年・伊藤大輔・大映・86分)
 出演=市川雷蔵、青山京子、黒川弥太郎
眠狂四郎殺法帖(1963年・田中徳三・大映・81分)
 出演=市川雷蔵、中村玉緒、若山富三郎
反逆児(1961年・伊藤大輔・東映・110分)
 出演=中村錦之助、桜町弘子、月形龍之介
沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年・加藤泰・東映・90分)
 出演=中村錦之助、池内淳子、渥美清

Oプログラム → 詳細はこちら


見るものを惹きつけて止まない異端のヒーローたち。シリーズ化やリメイクにより、時代を超越するイコンとなった主人公を描く作品群を紹介いたします。

不知火検校(1960年・森一生・大映・91分)
 出演=勝新太郎、中村玉緒、近藤美恵子
次郎長三国志(1963年・マキノ雅弘・東映・102分)
 出演=鶴田浩二、松方弘樹、佐久間良子
網走番外地(1965年・石井輝男・東映・91分)
 出演=高倉健、丹波哲郎、田中邦衛、嵐寛寿郎
人生劇場 飛車角と吉良常(1968年・内田吐夢・東映・109分)
 出演=鶴田浩二、高倉健、辰巳柳太郎

Pプログラム → 詳細はこちら


終戦直後の混乱のなかで、古き時代への悔恨と新しい時代に向けた希望を映し出した力作を紹介いたします。

戦争と平和(1947年・山本薩夫、亀井文夫・東宝・110分)
 出演=伊豆肇、岸旗江、池部良
安城家の舞踏会(1947年・吉村公三郎・松竹・90分)
 出演=原節子、滝沢修、森雅之
蜂の巣の子供たち(1948年・清水宏・蜂の巣映画部・84分)
 出演=島村俊作、夏木雅子、後庄正一
帰郷(1950年・大庭秀雄・松竹・104分)
 出演=佐分利信、木暮実千代、津島恵子

Qプログラム → 詳細はこちら


戦後の混乱を乗り越え、復興の時を迎えた日本に生きる様々な家族や夫婦の姿を描いた作品を紹介いたします。

煙突の見える場所(1953年・五所平之助・新東宝=スタジオ8プロ・108分)
 出演=田中絹代、上原謙、高峰秀子
お早よう(1959年・小津安二郎・松竹・94分)
 出演=佐田啓二、久我美子、笠智衆
名もなく貧しく美しく(1961年・松山善三・東宝・128分)
 出演=高峰秀子、小林桂樹、島津雅彦
裸の島(1960年・新藤兼人・近代映画協会・96分)
 出演=乙羽信子、殿山泰司、田中伸二

Rプログラム → 詳細はこちら


阪妻、長谷川一夫、右太衛門、千恵蔵──定番時代劇の醍醐味を存分に発揮したスター競演の作品を紹介いたします。

大江戸五人男(1951年・伊藤大輔・松竹・132分)
 出演=阪東妻三郎、市川右太衛門、山田五十鈴
銭形平次捕物控 人肌蜘蛛(1956年・森一生・大映・82分)
 出演=長谷川一夫、山本富士子、市川雷蔵
旗本退屈男(1958年・松田定次・東映・108分)
 出演=市川右太衛門、桜町弘子、片岡千恵蔵
赤穂浪士(1961年・松田定次・東映・150分)
 出演=片岡千恵蔵、大川橋蔵、市川右太衛門

Sプログラム → 詳細はこちら


風刺劇に落語ネタ、庶民劇にクレージー・キャッツ──森繁久弥出演の2作品を含め、さまざまな笑いで見るものを楽しませてきた喜劇映画の代表作を紹介いたします。

本日休診(1952年・渋谷実・松竹・97分)
 出演=柳永二郎、淡島千景、三国連太郎
駅前旅館(1958年・豊田四郎・東京映画・109分)
 出演=森繁久弥、伴淳三郎、フランキー堺
ニッポン無責任時代(1962年・古沢憲吾・東宝・86分)
 出演=植木等、ハナ肇、団令子
喜劇・女は男のふるさとヨ(1971年・森崎東・松竹・90分)
 出演=森繁久弥、中村メイコ、倍賞美津子

Tプログラム → 詳細はこちら


日本映画の量産時代に登場した監督たちが、喜劇映画のなかで新たな挑戦を試みた秀作を紹介いたします。

おかしな奴(1963年・沢島忠・東映・110分)
 出演=渥美清、三田佳子、南田洋子
喜劇・大安旅行(1968年・瀬川昌治・松竹・94分)
 出演=フランキー堺、新珠三千代、倍賞千恵子
吹けば飛ぶよな男だが(1968年・山田洋次・松竹・91分)
 出演=なべおさみ、緑魔子、犬塚弘
あゝ軍歌(1970年・前田陽一・松竹・88分)
 出演=フランキー堺、財津一郎、倍賞千恵子

Uプログラム → 詳細はこちら


軽やかなリズムと華やかな色彩にのせて、歌と笑いと夢にあふれた音楽・歌謡映画の決定版を紹介いたします。

エノケンの頑張り戦術(1939年・中川信夫・東宝・74分)
 出演=榎本健一、如月寛多、柳田貞一
ジャンケン娘(1955年・杉江敏男・東宝・92分)
 出演=美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ
大学の若大将(1961年・杉江敏男・東宝・82分)
 出演=加山雄三、星由里子、田中邦衛
君も出世ができる(1964年・須川栄三・東宝・100分)
 出演=フランキー堺、高島忠夫、雪村いづみ

Vプログラム → 詳細はこちら


純情と獰猛さが入り混じった青春の一瞬を、気鋭の監督たちが鮮やかに捉えた青春映画の秀作を紹介いたします。

けんかえれじい(1966年・鈴木清順・日活・86分)
 出演=高橋英樹、浅野順子、川津祐介
めぐりあい(1968年・恩地日出夫・東宝・91分)
 出演=酒井和歌子、黒沢年男、田村亮
八月の濡れた砂(1971年・藤田敏八・日活・91分)
 出演=村野武範、広瀬昌助、テレサ野田
約束(1972年・斎藤耕一・斎藤耕一プロダクション・88分)
 出演=萩原健一、岸恵子、三国連太郎

Wプログラム → 詳細はこちら


松本清張、山崎豊子、水上勉による社会派ミステリー小説を原作に、名匠たちが丹精こめて作り上げた力作を紹介いたします。

張込み(1958年・野村芳太郎・松竹・116分)
 出演=大木実、宮口精二、高峰秀子
黒い画集 あるサラリーマンの証言(1960年・堀川弘通・東宝・95分)
 出演=小林桂樹、原千佐子、平田明彦
白い巨塔(1966年・山本薩夫・大映・150分)
 出演=田宮二郎、東野英治郎、藤村志保
飢餓海峡(1964年・内田吐夢・東映・183分)
 出演=三国連太郎、左幸子、伴淳三郎

Xプログラム → 詳細はこちら


坪田譲治、井上靖、下村湖人、宮沢賢治による少年少女文学の名作を、豊かな情感と奔放な想像力で映画化した文芸ものの傑作を紹介いたします。

風の中の子供(1937年・清水宏・松竹・86分)
 出演=河村黎吉、吉川満子、坂本武
あすなろ物語(1955年・堀川弘通・東宝・108分)
 出演=久保明、岡田茉莉子、根岸明美
次郎物語(1987年・森川時久・キネマ東京・110分)
 出演=杉幸彦、杉裕之、村田知栄子、杉村春子
風の又三郎 ガラスのマント(1989年・伊藤俊也・日本ヘラルド映画・107分)
 出演=早瀬美里、小林悠、草刈正雄

Yプログラム → 詳細はこちら


今や日本文化の顔となったアニメーション映画。日本アニメの歴史を画した劇場用長篇映画の代表作を紹介いたします。

西遊記(1960年・藪下泰司、手塚治虫・東映動画・88分) 
 声の出演=小宮山清、新道乃里子、木下秀雄
太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年・高畑勲・東映動画・82分)
 声の出演=大方斐沙子、平幹二朗、市原悦子
長靴をはいた猫(1969年・矢吹公郎・東映動画・80分)
 声の出演=石川進、藤田淑子、榊原ルミ
火垂るの墓(1988年・高畑勲・新潮社・89分)
 声の出演=辰巳努、白石綾乃、志乃原良子

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