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  • 2024.1.12 - 13

NFAJ & J. S. E. アーカイブセミナー

概要

体験的映画編集論

主催:国立映画アーカイブ、協同組合日本映画・テレビ編集協会

開催日時:2024年1月12日(金)13:20~17:40(開場13:00)
     2024年1月13日(土)13:20~16:40(開場13:00)
会場:国立映画アーカイブ 小ホール
定員:151名(事前申込制、自由席)
料金:無料

お申込はこちらから

 

 NFAJアーカイブセミナーでは、デジタルでの映画制作や上映が主流となった現在において、フィルム映画を適正に保存し映画文化を継承していくうえで必要な、公開当時のオリジナルの映像や音の保存と復元について考察してきました。

 本年度は、協同組合日本映画・テレビ編集協会との共催で、映画の編集とその技術・表現について、各撮影所のスタッフワークや施設・機材などの特色も交えて考察するセミナーを開催します。

 セミナーでは、日活(調布)、松竹京都、の二つの撮影所に焦点をあて、その撮影所で育った代表的な編集技師の鍋島惇氏、園井弘一氏のお話を伺います。当日は、当館所蔵フィルムから各氏の代表的な作品である『あゝ野麦峠』(35mm、153分)、『必殺仕掛人 第12話 秋風二人旅』(16mm、47分)『必殺仕掛人 第21話 地獄花』(16mm、47分)の鑑賞を通して編集表現を理解した後、制作談を伺います。日本映画編集協会編『編集者自身を語る Vol.1』(日本映画編集協会、1993年)の続編にあたるオーラルヒストリーの記録としても貴重な機会となるでしょう。

 映画映像のアーカイブにご関心をお持ちの方をはじめ、映画・テレビの関係者、技術者・若手スタッフの皆さまのご参加をお待ちしています。

 


第1回 2024年1月12日(金)13:20~17:40

NFAJ & J. S. E. アーカイブセミナー 体験的映画編集論 日活(調布)編

登壇者 鍋島惇(元 協同組合日本映画・テレビ編集協会理事長)
    宮澤誠一(日本大学名誉教授、協同組合日本映画・テレビ編集協会副理事長)
    鵜飼邦彦(協同組合日本映画・テレビ編集協会専務理事)
 司会 冨田美香(国立映画アーカイブ主任研究員)


第2回 2024年1月13日(土)13:20~16:40 

NFAJ & J. S. E. アーカイブセミナー 体験的映画編集論 京都映画編

登壇者 園井弘一(協同組合日本映画・テレビ編集協会会員)
    宮澤誠一
    石島一秀(協同組合日本映画・テレビ編集協会副理事長)
 司会 冨田美香

 

受付は終了いたしました。
※受付票の送付をもって申込受付完了となります。

 申込方法

申込フォームからお申込ください。お申込後、受付票を自動返信でお送りします。
定員に達した場合は、キャンセル待ちのご案内をお送りします。
※パソコン・携帯でのドメイン設定で@nfaj.go.jpを受信可能にして頂きますようお願いいたします。

入場方法

受付票の受付番号順にご入場いただきます。受付票の提示がない場合はご入場いただけませんのでご注意ください。

 

お申込の際にいただきます個人情報は、「NFAJ & J. S. E. アーカイブセミナー」に関するご案内の目的のみに利用し、第三者への提供は行いません。

鍋島惇

1月12日  体験的映画編集論 日活(調布)編

鍋島惇(なべしま じゅん)

1958年日活撮影所製作部編集課に入り、『団地妻 昼下がりの情事』(1971年)で技師となり、多数のロマンポルノ作品を手がける。『華麗なる一族』(1974年、芸苑社)以降、山本薩夫監督作品を多く手がけ、佐藤純弥監督作品や原一男監督作品などでも腕をふるう。1988年に『イタズ』(後藤敏男)『次郎物語』(森川時久)『蛍川』(須川栄三)で日本アカデミー賞優秀編集賞受賞、2007年文化庁映画功労表彰部門受賞。

園井弘一

1月13日 体験的映画編集論 京都映画編

園井弘一(そのい こういち)

1963年から京都映画株式会社に契約社員として映画編集に従事、その後、松竹撮影所を主に編集者として活動し、TV作品「必殺」(ABC-TV)、「鬼平犯科帳」 (フジTV)、「剣客商売」(フジTV)など多数担当。
主な映画作品に『典子は今』(1981年、松山善三)、『花のお江戸の釣りバカ日誌』(1998年、栗山富夫)、「必殺」シリーズなどあり。深作欣二監督作品の『忠臣蔵 四谷怪談』(1994年)『おもちゃ』(1999年)で日本アカデミー優秀編集賞受賞。