38中村麟子

- 計91分
中村麟子は日本映画社を経て、1952年より日映科学映画製作所にて40本以上の監督や脚本を手がけ、1972年以降はフリーとして活動。科学映画をはじめ美術を題材とする作品で定評があった。文部省の企画による『小さな芽ばえ』は、知的障害を持つ児童のために設けられた特殊学級について紹介する作品。『明治の絵画』では、明治初期に西洋の写実技法を採り入れたことから日本画の名作の数々が生まれた過程を解説する。晩年の代表作『五島列島の若者組』では、長崎県・福江島での年齢ごとの集団生活の風習における共同作業を取材し、民俗学的にも貴重な記録となった。
小さな芽ばえ
- 35分
- 35mm・白黒
1958(日映科学映画製作所)(監・脚)中村麟子(撮)後藤淳、川村浩士、野見山務(録音)大橋鉄矢(音)片山光俊

明治の絵画
- 22分
- 35mm・カラー
1968(日映科学映画製作所)(監)中村麟子(脚)藤原智子(撮)佐藤登(録音)草間善元(音)長沢勝俊(解説)平光淳之助

五島列島の若者組
- 34分
- 35mm・カラー
1986(記録映画社)(監)中村麟子(撮)原田英昭、藤井敏貴、古川直木(録音)甲藤勇(音)長沢勝俊(解)今尾博

- 小ホール
- 小ホール