特別上映会

『日本南極探檢』デジタル復元版特別上映会
Special Screening: Digitally Restored Version of THE JAPANESE EXPEDITION TO ANTARCTICA

開催概要

会場
長瀬記念ホール OZU
会期
2016年11月24日(木)
主催
東京国立近代美術館フィルムセンター
定員
310名(各回定員入替制)
料金
一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
発券

2階受付

  • 開映後の入場はできません。
  • 観覧券は当日・当該回のみ有効です。
  • 発券・開場はイベント開始の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
  • 学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
  • 発券は各回1名につき1枚のみです。

概要

白瀬矗(しらせ・のぶ)陸軍中尉率いる南極探検の行動を記録した『日本南極探檢』(1912)は、日本における長篇記録映画の嚆矢とされ、文化・記録映画史上の重要作品です。しかし1912年当時の作品は現存していないものとみられます。当館ではこれまで、後に再編集されたものと思われる341mのプリントを所蔵していましたが、平成19年度に文化庁に協力して行った「近代歴史資料緊急調査」を経て、かつて探検隊の支援者であった村上俊蔵しゅんぞう(1872-1924)のご遺族が、851m(5巻・ 現存最長)の可燃性染調色ポジフィルムを所有していることを確認しました。複数のストックが繋ぎこまれた同ポジに直接穿たれた検閲番号(B21944)と『内務省検閲時報』との照合により、このフィルムは1940年に検閲を通過したものであり、長さもその当時の原形(857m)を留めていることが判明しました。そこで当館では、平成27年度に当該フィルムを不燃化し、最新のデジタル技術を用いて修復するとともに、フィルムに残された色味に従って新たに染色と調色を施しました。新しく甦った『日本南極探檢』[デジタル復元版]を、どうぞお楽しみください。各回の上映前後には、当館研究員によるイントロダクションと講演が付きます。

上映前のイントロダクション(約5分):とちぎあきら(フィルムセンター主任研究員)
上映後の講演(約30分):大傍正規(フィルムセンター主任研究員)

  • 講演のみの参加(無料)もできます。

プログラム

(撮)=撮影


上映日時(チケット購入)

11/24(木)
日本南極探檢 [デジタル復元版]49分 長瀬記念ホール OZU
日本南極探檢 [デジタル復元版]49分 長瀬記念ホール OZU