51女の花道

  • 103分
  • 35mm・カラー

美空ひばりの芸能生活25周年記念映画で、『ひばり捕物帖 かんざし小判』(1958)以来、ひばりから絶大な信頼を得ていた沢島が脚本と演出にあたった。幕末を舞台に、出雲の巫子(美空)が踊りと舞いを極めていく芸道映画。ラスト、動乱で疲弊しきった避難民たちを歌と踊りで勇気づけるひばりの姿は、本作の25年前、敗戦後の焼け跡に希望の歌声を響かせた8歳の少女の姿と重なるだろう。ニュープリントによる上映。

1971(東京映画=日本コロムビア)(監・脚)沢島忠(原)川口松太郎(脚)岡本育子(撮)山田一夫(美)植田寛(音)佐藤勝(出)美空ひばり、杉村春子、田村高廣、中村賀津雄、野川由美子、北林谷栄、大出俊、香山武彦、藤波洸子、月村圭子、新橋耐子、森光子、辰巳柳太郎、伊志井寛、黒川弥太郎

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU