24告白的女優論

  • 124分
  • 35mm・カラー

吉田喜重が、虚構を生きる映画女優という存在について省察を試みた作品。映画の撮影を2日後に控えたスター女優3人の心の不安が、過去の想起や暴露を通して描かれる。夢や幻想、過去といった場面を多彩なキャメラ技術で大胆かつ厳格に切り取った長谷川元吉(げんきち)は、吉田作品でスチル撮影から本篇のキャメラマンへとキャリアを積み、本作の後も原田真人作品や『私をスキーに連れてって』(1987、馬場康夫)などで活躍した。

1971(現代映画社)(撮)長谷川元吉(出)月丘夢路(万紀子の母)(監・脚)吉田喜重(脚)山田正弘(美)朝倉摂(音)一柳慧(出)浅丘ルリ子、岡田茉莉子、有馬稲子、赤座美代子、三国連太郎、久保まづるか、木村功、太地喜和子、原田芳雄、菅貫太郎、細川俊之、川津祐介、伊藤豪、峰岸隆之介

  • 長瀬記念ホール OZU
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