2018年3月の新着図書紹介
〈越境〉の時代: 大衆娯楽映画のなかの「1968」
小野沢 稔彦 (著)
- 出版社
- 彩流社
- ISBN-13
- 978-4779124372
- 発行日
- 2018/2
[目次]
第1章 愛は国家を刺し貫くか
第2章 作為されたヒロシマのイメージを超え
第3章 映画と「昭和史」を解体する爆笑喜劇
第4章 「知」の権力性を暴く
第5章 映画が作った「労働者」イメージを超えて
第6章 戦後世界とポスト植民地主義戦争
コリアン・シネマ:北朝鮮・韓国・トランスナショナル
イ・ヒャンジン (著), 武田 珂代子 (訳)
- 出版社
- みすず書房
- ISBN-13
- 978-4622086642
- 発行日
- 2018/2
[目次]
図版一覧
凡例
第 I 部 コリアン・シネマ
第1章 民族的アイデンティティの創造
第2章 ジェンダーと「春香伝」映画
第3章 民族意識と映画における歴史の表象
第4章 現代コリアにおける階級と文化的アイデンティティ
結論
第 II 部 トランスナショナル・シネマ
訳者あとがき
フィルモグラフィ
作品索引
人名索引
ストローブ=ユイレ:シネマの絶対に向けて
渋谷 哲也 (編)
- 出版社
- 森話社
- ISBN-13
- 978-4864051255
- 発行日
- 2018/1
[目次]
1 テクスト+映画
2 映画監督の仕事
3 ストローブ=ユイレ、量塊的映画
4 テクストの声、大地のざわめき
5 セザンヌに映り込む
6 カヴァロッティ通りの老狐
7 語りの時間差による音楽の解放
8 「ストローブ=ユイレ派」は存在するか?
9 イメージから抵抗へ
10 『歴史の授業』における「語り手」の抹消とまなざしの活性化
11 革命の民族誌
12 「共産主義のユートピア」論
13 ストローブ=ユイレとアンドレ・バザン
14 ストローブとユイエの映画
フィルモグラフィー&作品名索引
そっちやない、こっちや 映画監督・柳澤壽男の世界
岡田 秀則, 浦辻宏昌 (編著)
- 出版社
- 新宿書房
- ISBN
- 978-488008473
- 発行日
- 2018/2
[目次]
映画史を生きる
思いを綴る 柳澤壽男
深さと広がり 柳澤作品を読み解く
柳澤壽男を語る
脈動する足跡
ハリウッド映画と聖書
アデル・ラインハルツ (著), 栗原 詩子 (訳)
- 出版社
- みすず書房
- ISBN
- 978-4622086772
- 発行日
- 2018/2
[目次]
一章 前口上 聖書映画というジャンル
第 I 部 映画のかたちをとった聖書
二章 旧約叙事詩映画
三章 銀幕のイエス
四章 古代活劇映画とキリスト教
五章 叙事詩映画と寓喩
第 II 部 映画の中の聖書
六章 現代的な見かけの旧約聖書
七章 キリスト的人物像の映画
八章 映画と道徳
九章 破壊と救済
結び 映画と超越
注
訳者あとがき
文献一覧
映画作品名索引
東宝版フランケンシュタインの怪獣完全資料集成
岸川 靖 (編)
- 出版社
- 洋泉社
- ISBN-13
- 978-480031375
- 発行日
- 2018/1
[目次]
序文 佐野史郎
『フランケンシュタイン対地底怪獣』
解説 / 物語
フランケンシュタイン
バラゴン / 死闘 / 大ダコ
フランケンシュタインの怪物と少年期
『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』
恐怖と愉悦 グレッグ・ニコテロ
解説 / 物語
サンダ / ガイラ / 決闘 / L作戦
殺獣メーサー車
『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』私的回想
ヘンリー・G・サパースタインの怪獣映画遺産 / 制作舞台裏
『ゴジラ対デビル』とサパースタイン
あとがき 岸川靖
政岡憲三『人魚姫の冠』絵コンテ集
政岡 憲三 (著), 萩原 由加里 (編著)
- 出版社
- 青弓社
- ISBN
- 978-47872740903
- 発行日
- 2017/12
[目次]
はじめに―政岡憲三とは?
政岡憲三『人魚姫の冠』絵コンテ
『人魚姫の冠』の絵コンテを読み解く(萩原由加里)(『人魚姫の冠』とは
1.『人魚姫の冠』とは
2.『アンデルセン童話集』を手がかりに3.絵本を手がかりに
4.時代考証
5.政岡による独自の物語
6.なぜ人魚姫は昇天できたのか?
7.あとがきにかえて
わたしたちにとっての政岡憲三さん
リメイク映画の創造力
北村 匡平, 志村 三代子 (編)
- 出版社
- 水声社
- ISBN
- 978-4801003002
- 発行日
- 2017/12
[目次]
リメイク映画論序説
1 初期日本映画における外国映画のリメイク
2 システムと才能
3 小津調にとってリメイクとは何か
4 「戦争映画」から「体感映画」へ
5 神の沈黙を可視化する
6 黒澤明監督作品のリメイク・翻案における「男同士の絆」のゆくえ
7 お化けという運動
塚本晋也インタビュー
市川南インタビュー