7自分の穴の中で

- 125分
- 35mm・白黒
石川達三の小説を原作に、登場人物それぞれのエゴイズムとその末路を描く。内田吐夢の戦後復帰第3作で、『歴史』(1940)以来15年ぶりとなる古巣日活での監督作。芥川は全篇の音楽をチェンバロ1台で扱い、歪な物語を音楽面からも巧みに描出する。「単一楽器の音楽」、「チェンバロの最初期の使用例」という点で日本の映画音楽史に特筆される。
1955(日活)(音)芥川也寸志(監)内田吐夢(原)石川達三(脚)八木保太郎(撮)峰重義(美)木村威夫(出)三國連太郎、北原三枝、月丘夢路、宇野重吉、金子信雄
- 長瀬記念ホール OZU
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