猫と庄造と二人のをんな

  • 135分
  • 16mm・白黒

谷崎潤一郎の小説の映画化。芦屋を舞台に、甲斐性のない夫(森繁)、気の強い妻(山田)、夫の自由奔放な愛人(香川)、愛人の持参金目当てに妻を追い出したい姑(浪花)、それに1匹の猫が織りなす業と業のぶつかり合いを描いた豊田四郎の傑作。これが遺作となった三浦は俳優にはノーメイクを指示。全篇の照明をレフによる反射光のみで通す試みで、「人間の素顔を見せたい」という豊田の狙いを的確に表現した。

1956(東京映画)(撮)三浦光雄(監)豊田四郎(原)谷崎潤一郎(脚)八住利雄(美)伊藤熹朔(音)芥川也寸志(出)森繁久彌、香川京子、山田五十鈴、浪花千栄子、萬代峰子、三好栄子、南悠子、芦乃家雁玉、林田十郎、田中春男、山茶花究

  • 長瀬記念ホール OZU

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