• 104分
  • 35mm・白黒

森鷗外の小説を原作に、高利貸しの妾となった娘(高峰)と医学生(芥川)の間にひととき芽生えた恋情を繊細に描き、豊田四郎が戦後のキャリアの足がかりを築いた作品。三浦は下町の昼夜の風景を陰影豊かに表現、人物の心理を投影したかのような雨のシチュエーションの美しさも特筆に値する。美術の木村威夫は、撮影を通じて三浦から「レンズを通して見ることの重要性」を教えられたと語っている。

1953(大映東京)(撮)三浦光雄(監)豊田四郎(原)森鷗外(脚)成澤昌茂(美)伊藤熹朔、木村威夫(音)團伊玖磨(出)高峰秀子、芥川比呂志、宇野重吉、東野英治郎、飯田蝶子、田中榮三、浦邊粂子、小田切みき、三宅邦子、伊達正

  • 長瀬記念ホール OZU

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