今ひとたびの

  • 118分
  • 35mm・白黒

セツルメント勤務医(龍崎)と令嬢(高峰)という社会階級の異なる男女が、戦前から戦後の激動の中で運命に翻弄されるさまを描くメロドラマ。三浦のキャメラは、滑らかな階調によって正確にディテールを映し出し、物語のリリシズムを喚起している。1947年発足の日本映画技術協会によって、最初の日本映画技術賞(撮影賞)に選ばれるなど、戦後日本映画が持ちえた撮影技術の極致として「軟調派」三浦の最高傑作と評されることも多い。

1947(東宝)(撮)三浦光雄(監)五所平之助(原)髙見順(脚)植草圭之助(美)松山崇(音)服部良一(出)髙峰三枝子、龍崎一郎、田中春男、北澤彪、河村弘二、清水將夫、谷間小百合、一の宮敦子、中北千枝子、出雲八重子

  • 長瀬記念ホール OZU

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