妻の場合[前篇・后篇]

- 150分
- 35mm・白黒
株の売買に野心を抱くサラリーマンの工藤(藤田)には、貞淑な妻・三千代(入江)がいた。一方、瀟洒な邸宅で満たされない家庭生活を送る科学者の新庄(高田)は、やがて三千代に想いを寄せていく。三浦の流麗なキャメラが、装置や構図、巧みなライティングを活かして貧富の格差や世代間の対立を浮き彫りにし、波瀾に満ちたメロドラマを盛り立てている。
1940(東宝東京)(撮)三浦光雄(監)佐藤武(原)吉屋信子(脚)東坊城恭長(美)松山崇(音)服部正(出)入江たか子、高田稔、藤田進、里見藍子、椿澄枝、山根壽子、藤間房子、淸川玉枝
途中に約10分間の休憩時間を設けます。