7 歌舞伎役者 片岡仁左衛門 若鮎の巻

  • 100分
  • 16mm・カラー(NP)

『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』6部作(1992-94)は、十三世片岡仁左衛門(1903-1994)に魅せられた羽田監督が、その芸や芸談を残すため、1987年から仁左衛門が亡くなる1994年までの長期にわたって撮影した作品である。第一作の本作は、上方歌舞伎若手役者の勉強会として1980年から1989年まで年に1度の公演が行われた「若鮎の会」の8回目(1987年)の様子を捉える。「一条大蔵譚」と「傾城反魂香(けいせいはんごうこう)吃又(どもまた))」の稽古風景から本舞台の上演までが映し出され、半濁音の発音の仕方のような細部にまでわたる仁左衛門の指導ぶりを知ることができる。

1992(企画:仁左衛門の芸談をきく会|製作:自由工房)(監)羽田澄子(製)工藤充(撮)西尾清(録)栗林豊彦、滝澤修(出)片岡仁左衛門、片岡我當、嵐徳也、嵐雛三、尾上笹太郎 

  • 長瀬記念ホール OZU
    羽田監督来場
  • 長瀬記念ホール OZU