28限りなき前進[改篇版] 他

- 計87分
限りなき前進[改篇版]
- 77分
- 35mm・白黒・英語字幕付 with English subtitles
定年制の施行によって人生設計を狂わされた老サラリーマン(小杉)の悲哀を描く。当初は小津映画の企画「愉しき哉保吉君」 だったが、暗すぎると城戸四郎のOKが得られず、盟友の内田が日活で映画化した。現存フィルムは結末部がぼかされた戦後の改篇版であり、本来の演出意図は説明字幕で補完されている。田坂と小杉の住む桜上水でロケし、轟と江川が登場する畑の場面の背景には田坂邸が映っている。
1937(日活多摩川)(監)内田吐夢(原)小津安二郎(脚)八木保太郎(撮)碧川道夫(美)堀保治(出)小杉勇、江川宇礼雄、轟夕起子、滝花久子、片山明彦、飛田喜佐夫、紅沢葉子、北竜二

トーキーステージ竣工式実況
- 10分
- 35mm・白黒
1935年11月の日活東京撮影所のトーキーステージ竣工式での常務取締役・堀久作の挨拶を収めたもの。挨拶の内容とシンクロするようにスタジオの新設備が紹介されていくくだりは興味深い。アメリカのウェスタン・エレクトリック方式を採用したこの鉄筋コンクリート建ての第3、第4ステージは『人生劇場』(1936、内田吐夢)など日活多摩川の黄金時代を築くトーキーの代表作を生み出していく。
1936(日活)
