29宵待草

- 96分
- 35mm・カラー
大正末期頃、二人のアナキスト(高岡、夏八木)と、彼らが誘拐した華族令嬢(高橋)の不思議な逃避行を描く。政治と性愛が、互いに分かち難い遊戯のようなものとしてとらえられる点が神代辰巳らしい。弘前でロケ撮影が行われ、幟や看板といった小道具が大正期を効果的に演出。横尾嘉良は、新東宝を経て1955年に日活美術部に移籍。数多くの日活作品の美術を手がけ、独立後も相米慎二や小栗康平の作品で手腕を発揮した。
1974(日活)(美)横尾嘉良(監)神代辰巳(脚)長谷川和彦(撮)姫田真左久(音)細野晴臣(出)高橋洋子、高岡健二、夏八木勲、青木義朗、吉田次昭、荻島真一、益富信孝、殿山泰司、仲谷昇、司美智子、浜村純、芹明香、江角英明、粟津號
- 長瀬記念ホール OZU
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