17悦楽

  • 91分
  • 35mm・カラー

山田風太郎の小説「棺の中の悦楽」を映画化した創造社の第1回作品。広告会社に勤める脇坂(中村)のもとに、彼がひそかに想いを寄せていた少女・匠子(加賀)の結婚の知らせが届く。ショックを受ける脇坂の前に、かつて彼が匠子のために犯した殺人を目撃したという男(小沢)が出現。脇坂は男から預かった大金を使って悦楽に耽るが…。大島は徹底的な性表現を企図したが、映倫の度重なる審査により思うようにいかず、その鬱積が後年の『愛のコリーダ』に結実することとなった。

1965(創造社)(監・脚)大島渚(原)山田風太郎(撮)高田昭(美)今保太郎(編集)浦岡敬一(音)湯浅譲二(出)中村賀津雄、加賀まりこ、野川由美子、小沢昭一、江守徹、佐藤慶、戸浦六宏、小松方正、草野大悟、渡辺文雄

  • 小ホール
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