3愛と希望の街

  • 62分
  • 35mm・白黒

助監督室の「シナリオ集」9 号に発表したオリジナル脚本を大島自らが映画化した長篇デビュー作。複雑な家庭事情を抱え、路上で鳩を売る貧しい少年(藤川)に同情を寄せるブルジョワの娘(富永)。しかしそれは鳩の帰巣本能を利用した詐欺まがいの商売だった。27歳の大島が、階級の断絶を象徴する先鋭的な結末とともに、旧来の「松竹大船調」の枠組みを踏み越えた記念碑的作品。

1959(松竹大船)(監・脚)大島渚(撮)楠田浩之(美)宇野耕司(編集)杉原よ志(音)真鍋理一郎(出)藤川弘志、富永ユキ、望月優子、伊藤道子、渡辺文雄、千之赫子、須賀不二夫、坂下登

  • 小ホール
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