21大木裕之プログラム

  • 計120分

80年代に自主映画制作を開始した大木裕之は、既存の映画の枠にはまらない大胆な作風で話題を呼び、90年代には海外でも紹介されるようになり高い評価を受けた。ゲイ・ポルノとして撮られた『あなたがすきです、だいすきです』は大木初の商業映画で、若者のヴィヴィッドな心の揺れが、舞台となった高知のロケーション撮影や手持ちキャメラによってみずみずしく切り取られている。『エクスタシーの涙 恥淫』は、4人家族のそれぞれの悩みを性愛と絡めて描くドラマだが、1分のワンシーンワンカットが6061集まって構成される、コンセプチュアルな異色ピンク映画でもある。

4月19日(火) 6:00 PMの上映回をご覧になったお客様へ
『エクスタシーの涙 恥淫』をスタンダードサイズで上映いたしましたが、正しくはスタンダードサイズの画面の上下を切ってアメリカン・ビスタサイズで上映すべき作品でした。4月27日(水) 3:00PMの上映回ではアメリカン・ビスタサイズで上映いたします。

*4月19日(火) 6:00 PMの回と4月27日(水)3:00PMの回の上映前に大木裕之監督による挨拶があります。

あなたがすきです、だいすきです

  • 58分
  • 35mm・カラー

1994(ENKプロモーション)(監・脚・撮・出)大木裕之(録音・照明)臼井勝(出)渋谷和則、CHANO、北風久則、西本タカ、山本洋子、高知子、田中要次、松前直也

エクスタシーの涙 恥淫

  • 62分
  • 35mm・カラー

1995(国映)(監・脚・出)大木裕之(原)鈴木章浩(脚・出)伊藤清美(撮)上原剛(音)ジョン・ゾーン(出)田口朋毅、大杉暁子、フジタヒロミ、近藤理子、永井卓、与那嶺政之、森本健、葉月螢

  • 長瀬記念ホール OZU
    *上映前挨拶あり
  • 長瀬記念ホール OZU
    *上映前挨拶あり