13女ばかりの夜[4Kデジタルリマスター版]

  • 92分
  • DCP・白黒

東宝初の女性監督による長篇劇映画は、1953年に監督業に進出して丁寧な作風で注目されていた田中絹代の5作目。売春防止法施行後、偏見の中で更正の道を歩む女性たちを描く。田中と『乳房よ永遠なれ』(1955)でも組んだ田中澄江が、梁雅子の小説『道あれど』に大幅に手を加えて真摯な社会派ドラマとして脚色。『夜の女たち』(1948、溝口健二)で売春婦を演じた田中が女性の立場から演出し、主役に抜擢された原知佐子の好演も光る。

1961(東京映画)(監)田中絹代(原)梁雅子(脚)田中澄江(撮)中井朝一(美)小島基司(音)林光(出)原知佐子、北あけみ、浪花千栄子、夏木陽介、香川京子、淡島千景、千石規子、中北千枝子、沢村貞子、岡村文子、桂小金治

  • 長瀬記念ホール OZU
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