徹底した人間観察から、普遍的な感情を描き出す処女作自殺未遂により昏睡状態になった二十歳の青年パトリック。その知らせを聞き、集まってきた親戚たちのとまどいのひとときが、冷徹に見据えられていく。中編ながら、デプレシャン独特の才能の萌芽を感じさせる集団劇。
1991(フランス)(監)アルノー・デプレシャン(出)ティボー・ド・モンタランベール、ロシュ・レボヴィッチ、マリアンヌ・ドニクール、ロランス・コート