2人生の乞食BEGGARS OF LIFE

Photo courtesy George Eastman Museum
  • 81分
  • 24fps・35mm・無声・白黒

第1回アカデミー作品賞に輝いた『つばさ』(1927年)と並ぶ、ウィリアム・ウェルマン監督の無声映画の秀作。当時のアメリカの渡り労働者(ホーボー)を描いた同名小説の映画化で、身を守るために養父を殺害してしまった身寄りのない娘(ブルックス)が、2人の男(ビアリー、アーレン)と逃避行を共にするうちに心を通わせていくさまが、ディゾルヴを多用した抒情に満ちた映像によって綴られる。ファム・ファタール女優の人気を確立する前のルイーズ・ブルックスが逃亡のため男装する娘役を演じ、両性具有的な魅力を発揮。

1928(パラマウント・フェイマス・ラスキー)(監)ウィリアム・A・ウェルマン(原)ジム・タリー(脚)ベンジャミン・グレイザー(撮)ヘンリー・ジェラード(出)ウォーレス・ビアリー、ルイーズ・ブルックス、リチャード・アーレン、ロバート・ペリー、ロスコー・カーンズ、エドガー・ワシントン

  • 長瀬記念ホール OZU
    ★伴奏:上屋安由美
  • 長瀬記念ホール OZU