12今ひとたびの

  • 118分
  • 35mm・白黒

戦後、東宝に入社した五所は恋愛映画をという注文に応じて、高見順の小説を原作に、セツルメント勤務医(龍崎)と令嬢(高峰)という階層の違う男女が戦前から戦後にかけてすれ違う運命を描いた。松竹時代からの盟友・三浦光雄と再び組み、端正な構図により叙情性が際立つ。荒廃した世相に甘美なメロドラマが歓迎されヒットするとともに、キネマ旬報ベストテン3位および毎日映画コンクール日本映画大賞受賞の高評価を受けた。

1947(東宝)(監)五所平之助(原)髙見順(脚)植草圭之助(撮)三浦光雄(美)松山崇(音)服部良一(出)髙峰三枝子、龍崎一郎、田中春男、北澤彪、河村弘二、清水將夫、谷間小百合、一の宮敦子、中北千枝子、出雲八重子

  • 長瀬記念ホール OZU
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