45牝犬

- 100分
- 35mm・白黒
京マチ子が『痴人の愛』、『浅草の肌』(1950)に続いて木村恵吾とコンビを組んだ作品で、肉体派ヴァンプ女優としての一つの到達点を示した。京は謹厳実直な会社員・堀江(志村)を堕落させる踊り子エミーを演じる。自らの欲望に忠実に行動し、自分になびかないサックス吹きの白川(根上)を何度も誘い、心を奪おうとするエミーの姿は、敗戦後の日本が渇望した人間像でもあった。
1951(大映東京)(出)京マチ子(エミー)(監・脚)木村惠吾(脚)成澤昌茂(撮)山崎安一郎(美)柴田篤二(音)飯田三郎(出)志村喬、根上淳、久我美子、利根はる惠、加東大介、北林谷榮、藤原釜足、宮原恭子
- 長瀬記念ホール OZU
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