38鉄道員(ぽっぽや)

  • 112分
  • 35mm・カラー

浅田次郎の直木賞受賞作の映画化。雪深いローカル線終着駅を守り続けてきた鉄道員の奇跡のような最期の日々が抒情的に描かれる。「新網走番外地」シリーズ(1968―72)などで東映任俠路線の一翼を担った降旗康男は『地獄の掟に明日はない』(1966)で初めて高倉健とコンビを組み、東映退社後も『駅STATION』(1981)などを監督して、寡黙で実直な健さんのイメージを確立した。坂上(すなお)は1962年に東映に入社後、『新幹線大爆破』(1975、佐藤純彌)などの話題作を手がけ、本作で製作者に贈られる「藤本賞」を受賞した。

1999(「鉄道員」製作委員会)(監・脚)降旗康男(企画)坂上順(助監督)佐々部清(製作委員)植村伴次郎(出)志村けん(吉岡肇)(企画)神村謙二、御厨敏雄、後藤広喜(原)浅田次郎(脚)岩間芳樹(撮)木村大作(美)福澤勝広(音)国吉良一(出)高倉健、大竹しのぶ、広末涼子、小林稔侍、田中好子

  • 長瀬記念ホール OZU
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