5真夜中の顔

  • 76分
  • 35mm・白黒

新藤兼人脚本、宇野重吉監督によるサスペンス。銀座のバーのホステス(桂木)が事故死した。彼女の馴染客である大物政治家の息子(若原)はスキャンダルを恐れ、バーにいた人間たちの口裏を合わせて、心臓発作として処理しようとするが…。密閉空間で展開される曲者俳優陣のやりとりは見ごたえ十分。とりわけギャングに扮した梅野泰靖(やすきよ)が、劇団民藝の大物たちを向こうにまわし、存在感を発揮している。

1958(歌舞伎座)(出)梅野泰靖(松三)(監)宇野重吉(脚)新藤兼人(撮)荒牧正(美)松山崇(音)斎藤一郎(出)三国連太郎、桂木洋子、中川弘子、若原雅夫、水戸光子、信欣三、清水將夫、小沢栄太郎、小川虎之助、滝沢修

  • 長瀬記念ホール OZU
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