*新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、2月29日(土)より上映を中止いたします。
戦後日本ドキュメンタリー映画再考
Rethinking Postwar Japanese Documentary Films
概要
映画の草創期以来、日本のノンフィクション映画が豊饒な歴史をたどってきたことは、すでに言うまでもありません。かつて当館は、フィルムセンター時代の1997年から2005年まで4回に分けてシリーズ企画「フィルムは記録する」を催し、時代ごとの特徴的な作品を紹介してきました。そこでは、製作スタイルや映画会社といった切り口をベースに、日本のドキュメンタリー映画の歴史的な流れを浮き彫りにしました。
それ以来15年ぶりにこの分野を本格的に捉えるこの「戦後日本ドキュメンタリー映画再考」は、主に1950年代から2000年前後までの時期に注目し、主題的に、あるいは手法的に、各々の特色を発揮した“映画作家”たちの足跡を追うものです。戦後の開放的な空気の中で新風を巻き起こした若き才能、高度経済成長下で特異な発展を見せた産業PR映画の監督から、発展の裏面に生じた社会の傷跡に対峙する作家、ドキュメンタリーという分野に大胆な実験精神を持ち込んだ表現者、そして自身を取り巻く環境の中に価値を見出した作家まで、多才な映像の作り手たちに焦点を当てます。またこの企画は、産業PR映画のうち、このジャンルの壮大なパースペクティブを象徴する、ダムの建設記録映画をフィーチャーすることも大きな特徴です。
ドキュメンタリー映像に触れることは、単にそれぞれの時代の出来事や世相を学ぶことではなく、私たちが世界をどのように捉えてきたかを、作り手たちの視線の変遷とともに感じ取りながら、これからの社会を創るための思考を育むことです。今回上映される66作品が持つそれぞれのインパクトが、今も色褪せていないことが分かるでしょう。
プログラム
■(監)=監督・演出 (構)=構成 (製)=製作 (脚)=脚本 (撮)=撮影 (録)=録音 (編)=編集 (音)=音楽 (解)=解説・ナレーション (出)=出演 (声)=声の出演
■スタッフ・キャスト欄の人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントや状態の悪いプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
ダム建設記録映画を見る
戦後日本のノンフィクション映画界を瞬く間に成長させた原動力は、1950年代からの高度経済成長であった。その勢いに乗った企業や官公庁はPR映画の製作を加速、あらゆる分野において、製造物の価値を訴え、あるいは自社の宣伝を行う映画をこのジャンル専門のプロダクションに発注した。なかでも、この時期のPR映画を象徴する分野が、戦後の電力需要の急増などに対応して全国で建設されたダムの建設記録映画である。人間が自然を大規模に改変し、古くから住む人々に移住などの犠牲を強いながら、現代人の生活を支える立役者となったこの巨大なモニュメントと映画の出会いに注目する。
上映日時(チケット購入)
■作品によって開映時間が異なりますのでご注意ください。
1/21(火) | |
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1/22(水) | |
1/23(木) | |
1/24(金) | |
1/25(土) | |
1/26(日) | |
1/27(月) | 休館日 |
1/28(火) | |
1/29(水) | |
1/30(木) | |
1/31(金) | |
2/1(土) | |
2/2(日) | |
2/3(月) | 休館日 |
2/4(火) | |
2/5(水) | |
2/6(木) | |
2/7(金) | |
2/8(土) | |
2/9(日) | |
2/10(月) | 休館日 |
2/11(火) | |
2/12(水) | |
2/13(木) | |
2/14(金) | |
2/15(土) | |
2/16(日) | |
2/17(月) | 休館日 |
2/18(火) | |
2/19(水) | |
2/20(木) | |
2/21(金) | |
2/22(土) | |
2/23(日) | |
2/24(月) | 休館日 |
2/25(火) | |
2/26(水) | |
2/27(木) | |
2/28(金) | |
2/29(土) | - |
3/1(日) | - |
3/2(月) | 休館日 |
3/3(火) | - |
3/4(水) | - |
3/5(木) | - |
3/6(金) | - |
3/7(土) | - |
3/8(日) | - |
当日券 入場方法
当日券(発券=2階受付)
- 料金
- 一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
◆当日券でご入場される方には、開館と同時に、当日上映される全ての回の入場整理券を1階ロビーにて発券します。
- 各回の開映後の入場はできません。
- 当日券の発券は、定員に達し次第締切ります。
- 学生、シニア(65歳以上)、障害者、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
- 当日券の発券は各回1名につき1枚のみです。
入場方法
① 前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
② その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
- 前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。
前売券 入場方法
前売券
※重要※
2月29日(土)から3月8日(日)までの上映中止回につきましては払い戻しいたします。払い戻し期間は3月3日(火)10:00~5月31日(日)23:59(延長となりました)です。前売券は他の上映会(振替上映含む)ではお使いになれません。また、現在のところ、振替上映の予定はございません。
払い戻し方法の詳細はこちら(pdfでは払い戻し期間は4月8日までとなっておりますが、5月31日までに延長となりました)。チケットぴあのページはこちら。
1月7日(火)10時より、チケットぴあにて全上映回の前売券(全席自由席・各150席分)を販売します。
[Pコード:550-735]
- 前売料金
- 一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円
- 別途発券手数料がかかります。
- 各回の開映後の入場はできません。
- 学生、シニア(65歳以上)の方は入場時に証明できるものをご提示ください。
前売券の購入方法
[Pコード:550-735]
チケットぴあ店舗、セブン-イレブンで購入
1月7日(火)10:00より各プログラムの前日まで
前売料金に加え、1枚につき発券手数料110円がかかります。
受付電話(0570-02-9999)で購入
1月7日(火)10:00より各プログラムの4日前23:59まで
前売料金に加え、1枚につき発券手数料110円がかかります。
- 毎週火・水2:30~5:30はシステムメンテナンスのため受付休止となります。
チケットぴあのサイト(https://w.pia.jp/t/nfaj-rpjdf/)で購入
購入時期によってご利用可能な決済方法が異なります。
前売料金に加え、1枚につき発券手数料110円、また決済方法によって1件につき決済手数料がかかる場合があります。
- 購入サイトは準備でき次第アップされますが、ご利用は1月7日(火)10:00からです。
- 本前売券の購入に、システム利用料はかかりません。
- 手数料等の詳細については、チケットぴあHPのヘルプ、利用料一覧の頁をご覧ください。
※ 前売券の払い戻し、交換、再発行はいたしません。ただし2月29日(土)から3月8日(日)までの上映中止回につきましては払い戻しいたします。
入場方法
① 前売券をお持ちの方は、開場時(開映30分前)に、前売券に記載された整理番号順にご入場いただけます。
② その後は、当日券の整理券をお持ちの方が、整理番号順にご入場いただけます。前売券をお持ちの方は、随時ご入場いただけます。
- 前売券・当日券は当日・当該回のみ有効です。
上映中止のお知らせ
新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、
2月29日(土)より3月8日(日)までの上映を中止いたします。
■2/29(土)~3/8(日)の各上映会の前売券をすでにご購入された方には払い戻しをいたします。
払い戻し期間は3月3日(火)10:00~5月31日(日)23:59(延長となりました)です。
払い戻し方法の詳細はこちら(pdfでは払い戻し期間は4月8日までとなっておりますが、5月31日までに延長となりました)。
チケットぴあの払い戻しページはこちら。
■前売券は当館の他の上映会(振替上映を含む)ではご使用いただけません。
■現在のところ、振替上映の予定はございません。