4乳房よ永遠なれ

  • 110分
  • 35mm・白黒

夭折の歌人・中城ふみ子の歌集に感銘を受けた田中絹代が、映画化を熱望して実現した監督第3作。後に大島渚などの新しい世代の監督によってメロドラマが批判されたとき、「メロドラマは永久に滅びない」と発言した田中にふさわしく、乳がん手術で乳房を失った女性が抱く欲望や感情の揺らぎが田中澄江の脚本によって大胆に描かれる。

1955(日活)(監・出)田中絹代(原)若月彰、中城ふみ子(脚)田中澄江(撮)藤岡粂信(美)中村公彦(音)齋藤髙順(出)月丘夢路、杉葉子、葉山良二、大坂志郎、森雅之