38幼児教育70年代作品集

- 計88分
時枝がダイレクトシネマ的手法を推し進めた軌跡が見て取れる70年代の連作を上映。東京の区立幼稚園での自由保育の実践を記録した『学級集団の成長』では、約4週の観察取材をしたうえ撮影を1週間行い、ある5歳児を主軸に編集して保育士の視点からの解説音声を付けた。『子どもをみる目』は、同じ素材によるロング・バージョンとして、幼児相互の関係性を俯瞰的に捉え、第三者的なナレーションを伴う。引き続き同じ園で撮った『光った水とろうよ』では、ナレーションを廃し、映像と現場音によって幼児の自由奔放な好奇心を観る者に体感させる。
学級集団の成長 ある教師の保育日誌から
- 21分
- 16mm・カラー
1977(岩波映画製作所)(監)時枝俊江(撮)八木義順(録音)佐久間俊夫(解)森田由紀子

子どもをみる目 ある保育者の実践記録から
- 45分
- 16mm・カラー
1978(岩波映画製作所)(構成)時枝俊江(撮)八木義順(録音)佐久間俊夫(解)伊藤惣一

光った水とろうよ 幼児の知的好奇心をさぐる
- 22分
- 16mm・カラー
1979(岩波映画製作所)(監)時枝俊江(撮)八木義順(録音)佐久間俊夫(解)伊藤惣一

- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU