19回路[銀残し・再タイミング版]

  • 118分
  • 35mm・カラー

インターネットや「あかずの間」によって接続された回路を通じて、幽霊が人間社会を侵食していくホラー。CGが多用されていることも本作の特徴だが、銀残しを採用したことで、コントラストの強い、彩度のおさえられた画が、恐怖を増幅させている。林淳一郎キャメラマンと本作初号現像時のタイミングマンである小椋俊一氏(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)による技術的監修のもと、公開当時に限りなく近い色彩を再現した銀残しプリントによる上映。

銀残し:カラーフィルムの現像過程で通常は除去する銀を意図的に定着させる特殊な現像手法。

2001(大映=日本テレビ放送網=博報堂=IMAGICA)(監・脚)黒沢清(撮)林淳一郎(美)丸尾知行(音)羽毛田丈史(出)加藤晴彦、麻生久美子、小雪、有坂来瞳、松尾政寿、武田真治、風吹ジュン、菅田俊、哀川翔、役所広司

*5月7日(土) 4:00 PMの回は上映前に当館研究員による解説(約5分)と小椋俊一氏(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)による挨拶、上映後(約15分)に伊藤諒司氏(株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス)による解説があります。
*5月12日(木) 6:00 PMの回は上映前(約5分)と上映後(約15分)に当館研究員による解説があります。

  • 長瀬記念ホール OZU
    *上映前/上映後解説あり
  • 長瀬記念ホール OZU
    *上映前/上映後解説あり