12生誕120年記念 田坂具隆プログラム

- 計82分
17.5mm版で残っていた『更生』は現存する最古の田坂具隆作品で、原作は内務省による脚本募集当選作。『この父に罪ありや』は『真実一路』2部作(3時間弱)を改題短縮したもので、主に「第一部 父の巻」からなる。また本作は俳優(のちに監督)島耕二の息子・片山明彦のデビュー作で、田坂が最も愛着を感じていた作品。GHQ占領下に作られた民主主義教化映画『ぼくらのゆめ』は、広島の移動図書館を紹介した記録映画で、広島で被曝した田坂が広島を舞台とした唯一の作品である。
*5月4日(水・祝) 4:00 PMの回は上映前に当館研究員による解説(約5分)があります。
この父に罪ありや[『真実一路』改題短縮版]
- 50分
- 35mm・白黒
1937(日活多摩川)(監)田坂具隆(原)山本有三(脚)荒牧芳郎(撮)伊佐山三郎(美)松山崇(音)中川栄三(出)小杉勇、片山明彦、花柳小菊、滝花久子、島耕二、井染四郎、笠原恒彦、津村博

更生[短縮版]
- 10分
- 35mm・18fps・無声・白黒
(原版寄贈:渡部修吉)
1927(日活大将軍)(監)田坂具隆(原)南百合子(脚)芦田勝(撮)伊佐山三郎(出)谷幹一、佐久間妙子、相田澄子、伊藤寿栄子、荒井良平、見明凡太郎

ぼくらのゆめ
- 22分
- 35mm・白黒
(原版寄贈:神奈川県立図書館)
1950(ぎんのすず兒童映画協会)(監)田坂具隆(監・脚)クラタ・フミンド(撮)伊佐山三郎、永塚一榮(音)飯田信夫

- 長瀬記念ホール OZU
*上映前解説あり
- 長瀬記念ホール OZU