6チョコレートと兵隊 他

  • 計98分

軍國スケッチ 銃後

  • 24分
  • 35mm・白黒

愛国婦人会の委嘱により、慰問袋作りの活動などを紹介する文化映画。慰問袋を媒介として前線と銃後とを繋げる描写は、劇映画の『チョコレートと兵隊』においても重要なモチーフとなった。

1938(日活文化映画部)(脚)鈴木紀子(監)山本弘之(撮)篠原菊治(美)梶芳郎(出)吉田一子、鹿島はぎ子、阪東三江紫、水木百合子、青島はるみ、紅澤葉子

チョコレートと兵隊

  • 74分
  • 35mm・白黒

中国戦線の父親(藤原)が慰問袋からチョコレート包装紙を集めて自宅へ送り、息子(小高)が製菓会社の懸賞に応募したという新聞美談をもとに映画化。日常風景を細やかに書き込んで小市民的ペーソスをかもしだし、後半では戦場と家庭と製菓会社とを舞台として「銃後の守り」という題材を多元的な物語として展開した。日活在籍中に石川秋子の筆名で執筆し、キネマ旬報年間ベスト12位となる高評価を得た。鈴木は1971年の回想記事にて「私の代表作となった」と述懐している。

1938(東宝東京)(脚)石川秋子(監)佐藤武(原)小林勝(撮)吉野馨治(撮)吉松英海(音)伊藤昇(出)藤原釜足、小髙まさる、澤村貞子、若葉きよ子、髙峰秀子、霧立のぼる

  • 小ホール
  • 小ホール