12チェチリア・マンジーニ作品集

女性として生きること
Courtesy Cineteca di Bologna
  • 計73分

ピエル・パオロ・パゾリーニの小説家としてのデビュー作「生命ある若者」(1955)に触発されて製作した『都会の名もなき者たち』以降、イタリア映画界で最も開放的で勇気ある女性ドキュメンタリー作家となったチェチリア・マンジーニ(1927-2021)。プーリア地方に伝わる庶民の葬送儀礼における「泣き女」たちの身体技法と歌唱を記録した『ステンダリ 鐘はまだ鳴っている』、ローマ郊外の湿地帯マラーネの川辺で水遊びに興じる子供たちの姿を捉えた『マラーネの歌』、女性モデルを起用した企業広告が約束するウェルビーイングな世界とは対照的に、工場労働に従事する女性たちの抑圧された立場を告発した『女性として生きること』、イタリアの港湾都市ブリンディジの労働者階級の限界と夢を描き出した『トンマーゾ』を通して、ネオレアリズモに薫陶を受けたドキュメンタリー作家のキャリアを振り返る。

都会の名もなき者たちIgnoti alla Città

  • 11分
  • DCP・カラー

1958(伊)(監・脚)チェチリア・マンジーニ(撮)マリオ・ヴォルピ(音)マッシモ・プラデッラ

ステンダリ 鐘はまだ鳴っているStendalì: Suonano ancora

  • 11分
  • DCP・カラー

1960(伊:ヴェッテ・フィルム・イタリア)(監・脚)チェチリア・マンジーニ(撮)ジュゼッペ・デ・ミトリ(音)エギスト・マッキ(解)リラ・ブリニョネ

マラーネの歌La Canta delle Marane

  • 11分
  • DCP・カラー

1962(伊:ドキュメント・フィルム)(監)チェチリア・マンジーニ(脚)ピエル・パオロ・パゾリーニ(撮)ジュゼッペ・デ・ミトリ(音)エギスト・マッキ

女性として生きることEssere Donne

  • 29分
  • DCP・パートカラー

1965(伊:ユニテレフィルム)(監)チェチリア・マンジーニ(脚)フェリーチェ・キアンティ(撮)ルチアーノ・グラフィニャ(音)エギスト・マッキ

トンマーゾTommaso

  • 11分
  • DCP・白黒

1965(伊)(監)チェチリア・マンジーニ(撮)ジュゼッペ・ピノリ(音)エギスト・マッキ

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU