18本覺坊遺文 千利休

- 108分
- 35mm・カラー
千利休の弟子でありながら、その実像がほとんど記録にない本覺坊の眼を通して利休の死の謎に迫る、井上靖の書簡体小説が原作。人里離れた庵で亡き師と心の対話を日々重ねる本覺坊(奥田)は、信長の弟有楽斎(萬屋)の求めに応じて、師匠の最期を語り出す。熊井の無駄のない演出自体が茶道の静謐さと緊迫感を漂わせる優れた歴史ミステリー。茶室の定式や歴史的考証という枠の中での木村美術が冴える一篇。
※本編はカラーです。
1989(西友)(美)木村威夫(監)熊井啓(原)井上靖(脚)依田義賢(撮)栃沢正夫(音)松村禎三(出)奥田瑛二、萬屋錦之介、加藤剛、芦田伸介、東野英治郎、内藤武敏、上條恒彦、川野太郎、牟田悌三、三船敏郎
- 長瀬記念ホール OZU
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