13時をかける少女 [再タイミング版]

- 104分
- 35mm・カラー
現像所において、映画監督や撮影カメラマンの意図に沿った色調や濃度を作り上げる色彩調整の工程をタイミングという。阪本善尚カメラマン監修のもと、当時タイミングを担当したフィルムセンター技術スタッフから、現役のタイミングマンへ技術的助言を行いながら、全574カットについて複数回の再タイミングを施すという、当館初の試みを実施した。その結果、オリジナルネガが良好な状態に保たれている作品であれば、現在入手可能な機材やポジフィルムを使用して、映画完成時に極めて近い色彩を再現できることが明らかになった。原作のSF小説の最初の映画化作品で、原田知世が映画初主演を果たしている。
復元作業:(株)IMAGICAウェスト
1983(角川春樹事務所)(監・脚)大林宣彦(原)筒井康隆(脚)剣持亘(撮)阪本善尚(照)渡辺昭夫(美)薩谷和夫(録)稲村和己(音)松任谷正隆(出)原田知世、高柳良一、尾美としのり、根岸季衣、岸部一徳、入江若葉、きたむらあきこ、津田ゆかり、内藤誠、高林陽一、上原謙、入江たか子
- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU
*上映後、研究員トークあり