4最後の戦闘機L’EQUIPAGE

  • 103分
  • 35mm・白黒

第一次大戦の前線で、モーリ(ヴァネル)は同乗者が必ず死ぬ縁起の悪い操縦士だと言われていた。ただ一人若い偵察兵のジャン(オーモン)だけが、同乗者として志願する。一心同体のコンビとして強く結ばれていく二人だが、ジャンがかつて恋愛関係にあった女性は、ほかならぬモーリの妻だった…。『昼顔』(1967、ルイス・ブニュエル)の原作者でもあるジョゼフ・ケッセルの小説が原作で、最初の映画化はモーリス・トゥルヌール監督による無声映画『白銀の翼』(1928)。ケッセル自身も脚色に加わった本作は2度目の映画化となる。監督のリトヴァクは本作の後、1937年にも、ハリウッド・デビュー作としてこれをポール・ムニ、ミリアム・ホプキンス、ルイス・ヘイワード主演でリメイク(日本劇場未公開)した。

1935(フランス/パテ=ナタン)(監・脚)アナトール・リトヴァク(原・脚)ジョゼフ・ケッセル(撮)アルマン・ティラール(美)リュシアン・アゲタン、リュシアン・カレ(音)アルチュール・オネゲル(出)アナベラ、シャルル・ヴァネル、ジャン・ミュラ、ジャン=ピエール・オーモン

  • 長瀬記念ホール OZU
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