15殘菊物語

- 143分
- 35mm・白黒・英語字幕付 with English subtitles
自らの芸に慢心した二代目尾上菊之助(花柳)と、歌舞伎役者として立ち直らせようと献身的に支え続けるお徳(森)の悲恋を描く。新派で舞台化され評判になった村松梢風の同名実録小説を依田義賢が脚色。フィルムの現存しない『浪花女』(1940)や『芸道一代男』(1941)と合わせて「芸道3部作」と呼ばれ、長廻しの撮影も完成度を極めている。第一次返還映画の中で最初に単独上映された、「返還映画」を象徴する作品である。
1939(松竹京都)(監)溝口健二(原)村松梢風(脚)依田義賢(撮)三木滋人、藤洋三(美)水谷浩(音)深井史郎(出)花柳章太郎、森赫子、高田浩吉、川浪良太郎、高松錦之助、伏見信子、河原﨑權十郎、梅村蓉子
- 長瀬記念ホール OZU
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