18或る夜ふたたび

  • 99分
  • 16mm・白黒

夫(佐野)の失業により旅館に住み込みで働きに出た妻(乙羽)が失踪し、夫は妻の行方を探すが…。本作から五所作品の脚本家として長谷部慶治が登場。椎名麟三の短篇「妻の失踪」を下敷きにアレンジし、『煙突の見える場所』で扱ったモチーフをさらに追求して夫婦相互の孤独感に焦点を当てた。松竹会長・大谷竹次郎が設立した歌舞伎座プロダクションの第1作で、五所は本作から1959年にかけての3年間で6本を撮り、同プロの主力を担った。

1956(歌舞伎座)(監・脚)五所平之助(脚)長谷部慶治(撮)宮島義勇(美)久保一雄(音)芥川也寸志(出)佐野周二、乙羽信子、野添ひとみ、北原隆、市川紅梅、坂本武、夛々良純、増田順二、中村是好、星ひかる、浦辺粂子、若山セツ子、千石規子

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU