16大阪の宿

- 122分
- 35mm・白黒
新東宝創立7周年記念企画にあたり、抒情的風俗劇を得意とする五所が本領を発揮。重役を殴って大阪に左遷された会社員(佐野)は、下宿先の安旅館で様々な境遇の女たちの身の上話を聞くが…。大正期に書かれた水上瀧太郎の同名小説を脚色し1954年当時を舞台として、世知辛い浮世の哀歓を温かく綴る。松竹で名コンビだった小原譲治と再び組み、細やかなショットを積み重ねた演出が冴える。
1954(新東宝)(監・脚)五所平之助(原)水上瀧太郎(脚)八住利雄(撮)小原讓治(美)松山崇(音)芥川也寸志(出)佐野周二、乙羽信子、水戸光子、川崎弘子、左幸子、安西郷子、三好榮子、藤原釜足、多々良純、田中春男、細川俊夫、十朱久雄
- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU