14わかれ雲

  • 96分
  • 35mm・白黒

東宝争議後に契約打ち切りとなった五所は独立プロとしてスタヂオ・エイト・プロを立ち上げ再起した。その第1作は、自らの娘の境遇をモデルにして、旅先の小淵沢で病に臥せった女子大生(沢村)が人々の善意に触れて心身ともに回復するという抒情的ドラマ。低予算のためオール・ロケーションで撮影し、八ヶ岳周辺の風景をとりこんだ。親切な旅館の女中役で川崎弘子が好演。

1951(スタヂオ・エイト・プロ=新東宝)(監・脚)五所平之助(脚)舘岡謙之助、田中澄江(撮)三浦光雄(美)久保一雄(音)斉藤一郎(出)沢村契惠子、沼田曜一、川崎弘子、三津田健、福田妙子、倉田マユミ、谷間小百合、岡村文子、中村是好

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU