4町奉行日記 鉄火牡丹

  • 90分
  • 35mm・白黒

三隅研次が娯楽時代劇の作り手としての実力を発揮した痛快作。「白塗り」時代の勝新太郎が、女に目がない新任町奉行に扮し、濠外(ほりそと)と呼ばれる悪所に身分を隠して入り浸り、悪業を根絶しようとする。勝の切れ味鋭いアクションと愛嬌ある立ち居振る舞いが、快調なテンポで繰り出される。原作は山本周五郎の短篇で、1981年には岡本喜八が「着ながし奉行」としてテレビドラマ化(主演は仲代達矢)、2000年には市川崑が『どら平太』として映画化(主演は役所広司)した。

1959(大映京都)(監)三隅研次(原)山本周五郎(脚)八尋不二(撮)今井ひろし(美)太田誠一(音)髙橋半(出)勝新太郎、根上淳、淡路惠子、鶴見丈二、島田竜三、近藤美惠子、中村玉緒、阿井美千子、千葉敏郎、舟木洋一、大和七海路

  • 小ホール
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