11フクチヤン奇襲 他

- 計100分
松竹は日本のフィルム式トーキーアニメーションの最初期の1本『力と女の世の中』(1933、政岡憲三)を製作するなど、国産アニメーションの革新を推し進めていた。『フクチヤン奇襲』は、その政岡を責任者に、1941年に設立された松竹動画研究所の第1作。ミュージカル調の『くもとちゅうりっぷ』は、てんとう虫の少女を主人公にした物語で、戦時下にありながら詩情に満ちている。敗戦間際に公開された日本初の長篇アニメーション『桃太郎 海の神兵』は戦争アニメーションの白眉。奇襲作戦の実話に題材をとり、落下傘部隊のシーンのため実際の動きを徹底研究した。
フクチヤン奇襲
- 11分
- 35mm・白黒
1942(松竹動画研究所)(監・撮)政岡憲三(原・脚)横山隆一(動画)桒田良太郎、熊川正雄(音)淺井舉瞱

くもとちゅうりっぷ[デジタル復元版]
- 15分
- 35mm・白黒
1943(松竹動画研究所)(監・脚・撮)政岡憲三(原)横山美智子(動画)桑田良太郎、熊川正雄(音)弘田龍太郎

桃太郎 海の神兵[デジタル修復版]
- 74分
- DCP・白黒
1945(松竹動画研究所)(監・脚)瀨尾光世(構成)熊木喜一郎(影絵)政岡憲三(音)古關裕而

- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU