映画監督 三隅研次
Kenji Misumi Retrospective

開催概要
- 会場
- 大ホール
開映後の入場はできません。 - 会期
- 2016年1月5日(火)-3月13日(日)
- 料金
- 一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料
- 定員
- 310名(入替制)
- 発券
-
2階受付
- 観覧券は当日・当該回のみ有効です。
- 発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
- 学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方は、証明できるものをご提示ください。
- 発券は各回1名につき1枚のみです。
- 1-2月の休館日
- 月曜日、2015年12月27日(日)-2016年1月4日(月)
概要
三隅研次(1921-1975)は、時代劇に大胆な表現を導入し、極限的な状況における愛と死を描き続けることによって戦後の日本映画に新風を送りこんだ監督です。1921年に京都に生まれ、子供の頃から映画が好きだった三隅は、1941年、日活京都撮影所に助監督として入社します。しかし翌年に召集されてそのまま大陸で敗戦を迎え、シベリアで3年間の抑留生活を送ったのち、1948年にようやく帰国、大映京都に復職します。衣笠貞之助、伊藤大輔ら名匠の助監督に就き、1954年に『丹下左膳 こけ猿の壷』で監督デビュー、以後大映が1971年に倒産するまでの17年間で60本の映画を撮りました。その後は翌72年に西岡善信ら旧大映スタッフと共に製作プロダクション・映像京都の設立に加わり、監督としては勝プロダクションや松竹で7本の映画を撮ると同時に、テレビドラマの演出を数多く手がけました。しかし1975年、撮影中に倒れ、54歳の若さで急逝しました。その研ぎ澄まされた画面設計やスピーディーな語り口は、衰退を見せ始めた撮影所体制下において時代劇の新たな可能性を示し、現在もなお新鮮な驚きを我々に与え続けています。
本企画は、三隅の手がけた劇場公開映画51本と、テレビドラマ「必殺」シリーズ19本を60プログラムに組んで上映する大回顧特集です。珠玉の作品の数々を、ぜひフィルムセンターの大スクリーンでお楽しみください。
プログラム
■(監)=監督・演出 (原)=原作 (脚)=脚本・脚色 (撮)=撮影 (美)=美術・舞台装置 (音)=音楽 (出)=出演 (解)=解説・ナレーション
■スタッフ、キャストの人名は原則として公開当時の表記を記載しています。
■特集には不完全なプリントが含まれていることがあります。
■記載した上映分数は、当日のものと多少異なることがあります。
編笠権八65分・1956・三隅研次 桃太郎侍86分・1957・三隅研次 水戸黄門漫遊記86分・1958・三隅研次 かげろう笠87分・1959・三隅研次 千羽鶴秘帖87分・1959・三隅研次 四谷怪談84分・1959・三隅研次 町奉行日記 鉄火牡丹90分・1959・三隅研次 千姫御殿98分・1960・三隅研次 白子屋駒子92分・1960・三隅研次 大菩薩峠106分・1960・三隅研次 大菩薩峠 竜神の巻90分・1960・三隅研次 婦系図99分・1962・三隅研次 座頭市物語96分・1962・三隅研次 斬る71分・1962・三隅研次 青葉城の鬼100分・1962・三隅研次 新選組始末記93分・1963・三隅研次 女系家族111分・1963・三隅研次 舞妓と暗殺者75分・1963・三隅研次 巨人 大隈重信103分・1963・三隅研次 剣95分・1964・三隅研次 無宿者89分・1964・三隅研次 座頭市血笑旅87分・1964・三隅研次 眠狂四郎炎情剣83分・1965・三隅研次 鼠小僧次郎吉76分・1965・三隅研次 無法松の一生96分・1965・三隅研次 剣鬼83分・1965・三隅研次 座頭市地獄旅87分・1965・三隅研次 処女が見た84分・1966・三隅研次 酔いどれ博士82分・1966・三隅研次 大魔神怒る79分・1966・三隅研次 眠狂四郎無頼剣79分・1966・三隅研次 雪の喪章92分・1967・三隅研次 古都憂愁 姉いもうと90分・1967・三隅研次 なみだ川79分・1967・三隅研次 座頭市血煙り街道86分・1967・三隅研次 とむらい師たち89分・1968・三隅研次 二匹の用心棒81分・1968・三隅研次 座頭市喧嘩太鼓83分・1968・三隅研次 鬼の棲む館76分・1969・三隅研次 尻啖え孫市105分・1969・三隅研次 兇状流れドス83分・1970・三隅研次 座頭市あばれ火祭り96分・1970・三隅研次 新女賭博師 壷ぐれ肌79分・1971・三隅研次 狐のくれた赤ん坊89分・1971・三隅研次 子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる83分・1972・三隅研次 子連れ狼 三途の川の乳母車81分・1972・三隅研次 子連れ狼 死に風に向う乳母車89分・1972・三隅研次 御用牙90分・1972・三隅研次 桜の代紋89分・1973・三隅研次 子連れ狼 冥府魔道89分・1973・三隅研次 狼よ落日を斬れ 風雲篇激情篇 怒濤篇159分・1974・三隅研次
◆三隅研次テレビ監督作品選集
大映倒産後、三隅はテレビ演出も本格的に手がけるようになる。松竹と朝日放送が共同製作し、1972年の「必殺仕掛人」から始まった「必殺」シリーズは、市井の徒が裏稼業で暗殺を請け負うという斬新で過激な設定が受け、現在まで続く長寿シリーズとなった。三隅は「必殺仕掛人」から第6シリーズの「必殺仕置屋稼業」(1975年)まで、計19話の演出を担当した。本企画では全話を16mmニュープリントで上映する。
※上映する「必殺」シリーズ
「必殺仕掛人」(1972-73年)
「必殺仕置人」(1973年)
「助け人走る」(1973-74年)
「暗闇仕留人」(1974年)
「必殺必中仕事屋稼業」(1975年)
「必殺仕置屋稼業」(1975-76年)
上映日時(チケット購入)
1/5(火) | |
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1/6(水) | |
1/7(木) | |
1/8(金) | |
1/9(土) | |
1/10(日) | |
1/11(月) | 休館日 |
1/12(火) | |
1/13(水) | |
1/14(木) | |
1/15(金) | |
1/16(土) | |
1/17(日) | |
1/18(月) | 休館日 |
1/19(火) | |
1/20(水) | |
1/21(木) | |
1/22(金) | |
1/23(土) | |
1/24(日) | |
1/25(月) | 休館日 |
1/26(火) | |
1/27(水) | |
1/28(木) | |
1/29(金) | |
1/30(土) | |
1/31(日) | |
2/1(月) | 休館日 |
2/2(火) | |
2/3(水) | |
2/4(木) | |
2/5(金) | |
2/6(土) | |
2/7(日) | |
2/8(月) | 休館日 |
2/9(火) | |
2/10(水) | |
2/11(木) | |
2/12(金) | |
2/13(土) | |
2/14(日) | |
2/15(月) | 休館日 |
2/16(火) | |
2/17(水) | |
2/18(木) | |
2/19(金) | |
2/20(土) | |
2/21(日) | |
2/22(月) | 休館日 |
2/23(火) | |
2/24(水) | |
2/25(木) | |
2/26(金) | |
2/27(土) | |
2/28(日) | |
2/29(月) | 休館日 |
3/1(火) | |
3/2(水) | |
3/3(木) | |
3/4(金) | |
3/5(土) | |
3/6(日) | |
3/7(月) | 休館日 |
3/8(火) | |
3/9(水) | |
3/10(木) | |
3/11(金) | |
3/12(土) | |
3/13(日) |