31草の影を刈る

  • 200分
  • 35mm・白黒

個人映画の極北を歩んできた詩人=映像作家による4部構成の日記映画。自宅の窓からの眺めや妻子との日常をキャメラに収めながら、作家自身のモノローグが撮影とは、映画とは、自分とは、と問い続ける。詩人としての活動で注目を集めていた鈴木志郎康は、NHKでキャメラマンとして働く傍ら『日没の印象』(1975)など16mmで自主ドキュメンタリー映画を制作し始める。退局後は教鞭を執りつつ、個人映画における「極私的」表現の可能性を探求し続けた。

1977(監・構成・撮・編集)鈴木志郎康(音)遠藤賢司

  • 長瀬記念ホール OZU
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